CODE‐EL 御前 ※ ページ29
*御前は40後半〜50前半を想定
*人物像を捏造しています
「何故帰ろうとする」
一切の拒絶を許さないその問いかけにAは肩を揺らした
「……今日は御前に任務完了の報告を届けに来ただけですので
長居する理由がございません」
「たったそれだけの事ならわざわざお前を指名したりなど
面倒な真似はしない。来い」
御前はスッと手を伸ばす。そして手を招く仕草をするも
Aは顔を逸らした
それが心底気に入らなかった御前は眉を顰める
「毛利に何か言われたのか」
まるで吐き捨てるような言い方に怯えながらもAは答えた
「私の意志です。毛利さんは関係ありません」
「来いと言っている。黙って言う事を聞け」
それでも躊躇う素振りを見せると御前は立ち上がり、Aの
元へと一歩一歩近づく
「私に自ら近寄らせるとはお前くらいのものだ」
背中に腕を回し、唇が触れる寸前まで顔を近づけると
威圧感を隠そうとしない声色が甘い言葉を囁く
「これでも会えるのが待ち遠しかったんだぞ。A」
そしてまた。いつものように唇が重なる
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「A。私の専属になれ」
「……え?」
「いちいち毛利を介して呼び出すのも面倒だ。そうすれば
そんな真似をしなくて済む」
Aが何度も嫌だと言っても止めなかった動きを不意に止めて
御前にしてはやけに真っ直ぐな眼差しでそう切り出す
「無論タダでとは言わない。望むものは全て与えてやろう。
……どうだ?悪い話では無い筈だが」
しかし御前は分かっていた
「……嫌です」
こんな話を持ち掛けてもAが受け入れる筈がない事を
「お前は確かにCODE‐ELに所属しているがアサシンとしては
目立った成績を残していない。新体制になれば荷物になる
だけなのは分かりきっているだろう?」
「……」
「言う事さえ聞いていれば組織内での地位も安全も保証される。
だからさっさと頷け」
「絶対に嫌……貴方の元へなんか死んでも行かない」
決して屈服しないその生意気で強い態度。それが堪らなく良い
「あぁ……それでこそ私が認めたAだ。だがいずれ後悔するぞ。
この私を拒絶した事をな」
「ん……っ!もう、止め……嫌……っ!」
「……本当に可愛らしい女だ」
その気持ちに嘘がないという事はAに伝わっているのだろっか
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ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 結局浮かばなかったらすいません💦そうですね、リク内容固まっている方からお伺いいただけると助かります (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» それでしたら内容が既に決まってる方から伺っていく方が良さそうですね?🤔分かりました!少し呼びかけ方法変えますので引き続き待機お願いします🫡 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 続きも気になる展開でした!イケおじはやっぱり素敵で✨年末企画リクに迷いが生じます…イケおじに合いそうなお題さえ浮かべば😭 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます!補足しますとこの時の大丸さんはまだ夢主に明確な想いを寄せていなくて、事故とは言え約束を反故にした事に対して憤りを感じている設定になっています!🤭 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 大丸さんさっそく読みました!ゆず様のイケおじ……他のキャラでもよくそう思うんですが文字で読むとより格好よさや渋さが伝わってきてすごく好きです😊 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2023年7月6日 10時