【からかい※】国生ver ページ27
*
「ここで止まらなくなったらどうする」
唇が触れる寸前、国生はうっすら笑みを浮かべながら
Aに語りかける
「……え？」
「どうなんだよ」
「ど、どうって……」
「俺は別にいいぞ」
「さっきから何を……」
「さぁな」
国生は指でそっとAの唇をなぞった
「で？いつまで俺は焦らされればいいんだ」
「え、あの、これは……」
キスをする振り、ただからかっただけ。それなのに国生の
まさかの反応にAが固まっていると……
「……なんてな。俺を騙せると思ったか」
「！！」
「Aの考える事なんかお見通しだ」
最初から分かった上であえて引っ掛かった振りをした。やはり
国生の方が一枚上手だったようだ
「やっぱり騙せませんでしたか……今回ならって思ったんですけど」
ほんの少しでも驚いたり狼狽える姿を見られたら……と思ったけど
それはAの浅はかな考えだった
そんな少し落ち込んだ様子のAに国生は……
「まぁ冗談で良かったぜ」
「？どういう事ですか」
「事務所だろうがなんだろうがAに誘われたら抑えられる
自信が全くないからな」
「！！」
その本気なのか冗談なのかいまいち分かりにくい発言に
顔を赤くすると国生から自ら顔を近づける
「A。本当はそうなる事を望んでたんじゃないのか？」
「いっ、いえ……そんな事は」
「だったら何で逃げない？このままじゃ好きにされるだけだぞ」
しかし既に背中に腕を回して簡単に逃げられないようにされている
Aはその唇を拒む事は出来なかった
「国生の兄貴……っ」
「英明、な」
軽いリップ音がシンと静まり返った部屋に響き渡る
「俺はAに対してはいつでも本気だからな。冗談で
済ませるつもりなんかねぇんだよ」
「ご、ごめんなさ……っ」
「謝る必要はない。だが、大人をからかおうとした罰は
受けてもらうぞ」
Aをソファーへと引き倒すと再び唇を重ねた。とても
荒々しく、貪るという表現が当てはまりそうなそれに息も
絶え絶えになると……
「何だかんだ乗り気じゃねぇか」
「英明さん。ここ事務所……あの」
「言い訳なんか後にして今は楽しもうぜ」
「駄目ですってば……！！」
Aは二度と国生をからかわない事を胸に誓うのだった
*
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ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 結局浮かばなかったらすいません💦そうですね、リク内容固まっている方からお伺いいただけると助かります (12月11日 18時) (
レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» それでしたら内容が既に決まってる方から伺っていく方が良さそうですね？🤔分かりました！少し呼びかけ方法変えますので引き続き待機お願いします🫡 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» 続きも気になる展開でした！イケおじはやっぱり素敵で✨年末企画リクに迷いが生じます…イケおじに合いそうなお題さえ浮かべば😭 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！補足しますとこの時の大丸さんはまだ夢主に明確な想いを寄せていなくて、事故とは言え約束を反故にした事に対して憤りを感じている設定になっています！🤭 (12月11日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 大丸さんさっそく読みました！ゆず様のイケおじ……他のキャラでもよくそう思うんですが文字で読むとより格好よさや渋さが伝わってきてすごく好きです😊 (12月11日 18時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年7月6日 10時
