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*Aside
さゆりさんと分かれてから私は一人で秋月家の情報が少しでも
得られないか必死になっていた
「先程から働きすぎだ。少しは休憩をしたらどうかね」
「秋月先生！まだここの拭き取りが終わってないんです！」
潜入とはいえ、派遣元である清掃業者に迷惑をかけるような
真似は出来ない
仕事は仕事。今はここの掃除を早く終わらせないと……
＿＿ガタンッ！
「きゃっ！？」
足台から踏み外し、私はそのまま倒れると思ったけど誰かが
支えてくれたおかげで何とか怪我をしないで済んだ
「気遣いを無碍にするな。それにこんなつまらない事で
怪我なんかをして秋月様の評判に傷がついたらどうする」
「す、すみません！」
私を支えてくれたのは常に秋月の側で護衛を務める雷一族の
えっと……名前は何ていうんだろう
「紫電、失礼な物言いをするのは止めろ。Aは懸命に仕事を
こなしているだけだ。それに私の評判は簡単には傷付かん」
「失礼しました」
紫電……紫電……
「紫電、さん」
「……何故そんなに我の名前を連呼する」
「えっ、してましたか！？」
「あまりイジメてやるな」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
結局、私は二人からの圧に負けて作業を中断し休憩を取る事に
「……美味しいです」
「そうか。それなら良かった」
用意された和菓子は甘さ控えめでとても美味しい
「紫電さんは食べないんですか？」
「我に気遣いなど不要」
………そうだ
「えいっ」
「！？」
まだ一つ残っていたお菓子を私は問答無用に紫電さんの口へ
押し込んだ
「何をする！」
「美味しいですよね？」
「そういう問題ではない！」
「え、美味しくないんですか？」
「美味いが……いや、人の話を聞け」
何かこうして見ると紫電さんも人間なんだなぁって思ってしまう
そう言えば智也さんも最初の頃はこんな風に感情が全く見えなくて
怖かったのを思い出した
「(智也さん……)」
「急に黙るのは止めろ」
早く帰りたいなぁ。皆に会いたいよ……
「随分と仲が良いようだな」
「秋月様、決してそのような事は」
私がそんな事を考えているすぐ側で秋月と紫電さんがそう
話していたのだけれど……
パーティーまであと数日。何も起きなければいいな
*
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ゆず(プロフ) - ぷるんさん» 可能性大です！天王寺組に限らず他の組やヴィラン組シリーズも書きたいです！可哀想な陣内さん🤣 (1月25日 16時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» では惜しくも出番のなかった渋谷さんたちも、第二弾では登場の可能性あり…？！なのですね😳中でも今回はラストで一蹴された陣内さんのオチが好きでした！ (1月25日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございました！第二弾でもこんな感じの作品を公開して評判があれば長編へ昇格……と考えています☺️ (1月25日 10時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 天王寺組姉さんの日常編、読んでいて楽しかったです！✨ (1月25日 10時) (レス) @page49 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» わお😳朗報です✨ (9月21日 0時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年6月3日 22時
