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『パソコンの本体がありましたけど、持って帰ります？』
「ん。持って帰るで。」
よろしくな、と言って汗のにじむ顔を鬱は腕で拭った。
なんだかとんでもないことを知ってしまった気がする、と思いながら無線機をグルッペンに繋いだ。
「どうしたんだ？敵襲か？」
「いや、ちょっとしたビッグニュースが舞い込んできたんだよね。詳しいことは帰ってから。」
「Aの過去か？それなら、もう、全て。わかった。」
思い出さなかったほうが良かった、と思いながら痛む胸を抑えて、グルッペンは言った。
そんな気持ちもつゆ知らず、鬱は軽く言った。
「じゃあ、答え合わせ感覚で。」
それじゃあ、僕は急がなきゃいけないから、と言って鬱は無線機を切った。
「大ちゃん。手、止まってるよ。」
「あ、ごめん。」
『早くしなければ、焼いてる時間が残りません。』
といって、Aは鬱を睨みつけた。
Aの目には涙が溜まっている。
辛いのだろうな、と思いながら鬱は機密情報をファイルに入れていく。
彼女のためにも、彼女の同僚のためにも、鬱は作業する手を早めた。
『なんだ、急に早くなったじゃないですか。いつもそれぐらいでやってくださいね。』
「えー。多分無理。今日は特別やねん。」
そう言って、鬱は、Aちゃんには涙を浮かべてほしくないから、と付け加えた。
『泣いてないですよ。』
頬を膨らませながらAは言う
今はまだ流していないだけやろ？、と言って鬱はファイルを閉じた。
Aちゃんの泣いた痕なんて、絶対に見せられない。
今から帰る場所のトップ様には。
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みずき - あの…12の「zmさん。離してください。」のところの離してが話してになっていますよ(語彙力皆無)応援してます！頑張ってください！ (2022年10月8日 10時) (
レス) @page12 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
藤冬(プロフ) - チャコ○さん» 文才があるなんて、いえいえまだまだ未熟者です。これからも頑張らせていただきます！応援ありがとうございます。 (2022年1月19日 20時) (レス) id: 2d51c5e453 (このIDを非表示/違反報告)
チャコ○ - 凄く素敵な作品に出会いました…最近多いな…文才ある方…年下だってぇぇえ⁈しかもかなりっ…かなちぃ…J K悲しいめぅ…これからも無理なく更新頑張ってください…楽しみにしてます (2022年1月19日 20時) (レス) @page14 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
藤冬(プロフ) - あっぷるさん» 褒め言葉ありがとうございます。作者は現在12歳です。占ツクをやることに親に許可はもらってますのでご安心を。 (2022年1月19日 18時) (レス) id: 2d51c5e453 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる - もう、なんか、文才が､､､凄い､､､(語彙力)あの、藤冬さん今何歳ですか？あ、公開したくなければ全然構いませんけど､､､こんな凄い文を書く人がどのくらいなのか気になりました(*´-`) (2022年1月19日 18時) (レス) @page4 id: c1f3a10c7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤冬 | 作者ホームページ：@kodomikodoku
作成日時：2022年1月18日 19時
