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『コネシマさん。』
「ん？なんや。」
喫煙室で男女が二人話し合っていた
肩を並べながら
『私って何者なのでしょうか。』
「は？AはAやろ。それ以下もそれ以上もないやんけ。その答えになんの不満があんねん。お前は。」
つまらんことを聞くなぁ、とコネシマは言った
それで満足しないからこうやって聞いているのだと思いながらAは本日4本目のタバコをとりだす
少し苛立っている証拠だ
『なんか腑に落ちないんですよね。隠された何かがあるようで。』
「まあ、せやな。普通の環境下でAみたいな変人はできひんよな。」
まあそれはわかるわ。とコネシマは頷いた
変人なのはそちらもだろうにと思いながらAは笑う
『しがない地主の生まれのはずなんですがねぇ。』
「ほーん。せや。お前大先生に襲われたらひとらんに助けを求め。」
『なんでですか？』
「ひとらんがむっちゃ強いから。」
それだけ言ってコネシマはまたタバコを吸い出した
大した収穫が得られなさそうだったのでAは火を消すと喫煙室から出た
結局話しは振り出しに戻るとわかっていたからだ
嫌な感情をかき消してくれる設計図を描くために部屋へと急ぐ
『わかんねーな。』
一人きりになった緩みでAは砕けた口調になる
このとき口が悪くなるのが最近のAの悩みだ。
Aは半径二メートル内に人がいないのを確認して廊下を歩きながらぶつぶつと呟く
『グルッペンさんは知ってそうな口ぶりをしてたが絶対分かってないだろ。地主が育てたってことしか。そうなんだけどさ、生みの親がわかんなかったらこの苦しみから開放されねぇんだわ。』
むしろ真実を知ってしまったほうが痛くなるかもしれないがな、と思いながらAはフッと笑みを零した
己の無力さと堂々巡りを嘲笑うかのように。
そして嘆くかのように。
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みずき - あの…12の「zmさん。離してください。」のところの離してが話してになっていますよ(語彙力皆無)応援してます！頑張ってください！ (2022年10月8日 10時) (
レス) @page12 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
藤冬(プロフ) - チャコ○さん» 文才があるなんて、いえいえまだまだ未熟者です。これからも頑張らせていただきます！応援ありがとうございます。 (2022年1月19日 20時) (レス) id: 2d51c5e453 (このIDを非表示/違反報告)
チャコ○ - 凄く素敵な作品に出会いました…最近多いな…文才ある方…年下だってぇぇえ⁈しかもかなりっ…かなちぃ…J K悲しいめぅ…これからも無理なく更新頑張ってください…楽しみにしてます (2022年1月19日 20時) (レス) @page14 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
藤冬(プロフ) - あっぷるさん» 褒め言葉ありがとうございます。作者は現在12歳です。占ツクをやることに親に許可はもらってますのでご安心を。 (2022年1月19日 18時) (レス) id: 2d51c5e453 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる - もう、なんか、文才が､､､凄い､､､(語彙力)あの、藤冬さん今何歳ですか？あ、公開したくなければ全然構いませんけど､､､こんな凄い文を書く人がどのくらいなのか気になりました(*´-`) (2022年1月19日 18時) (レス) @page4 id: c1f3a10c7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤冬 | 作者ホームページ：@kodomikodoku
作成日時：2022年1月18日 19時
