エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ6)

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Prologue ページ6

ｳｨﾙ｢どうして不良が『ヒーロー』になれたんだ?
『ヒーロー』の職務を喧嘩と取り違えているなら
さっさと辞退してくれ。アキラに悪影響だ｣

ｶﾞｽﾄ｢うーん、もうそういうのからは足を洗ったんだけどなぁ｣

ウィルとガストの間はなかなかよくならず、

アキラとしおんを連れて、先に中に入った。

と、少し入ったとことに、青髪の青年がいた。

ウィルは彼を見ると、ぱっと顔を明るくした。

ｳｨﾙ｢あ、レンだ｣

『朝弱いのに、ちゃんと起きられてたんだな。
ちょっと心配だったけど、良かったな』

ウィルは一人だけレンに駆け寄る。

しかし、青年、如月レンは少しだけ顔を顰めているようにも見える。

ｳｨﾙ｢おはよう。自力で起きれたんだなぁ。えらいえらい。
あぁ、そうだ、聞いたぞ! 選抜試験(トライアウト)の結果!
しおんと同点数トップ成績で合格したんだって?
すごいなぁ、俺、自分のことのように嬉しかったよ。
今日の式典で挨拶とかするのか?
ルーキー代表、みたいな感じで……………｣

ｱｷﾗ｢そんなふうに構っても気分が悪くなるだけだぞ、ウィル｣

『ていうかさ、僕の成績話題をここで出さないでよ、恥ずかしい』

レンは3人が話に割り込んできても表情を明るくするどころか

絶対零度のような変わらない顔をしている。