エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ5)

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Prologue ページ5

ｶﾞｽﾄ｢アキラ? 何お前、記念すべきデビュー初日に風邪っぴきか?｣

茶髪の男の名前は、ガスト•アドラー。

『あ、ガスト』

ｶﾞｽﾄ｢大丈夫かよ。めちゃめちゃ顔色悪ぃけど、…て、
もしかしてあれか? 【サブスタンス】の副作用?
ヒーロー能力を得るためとはいえ、あんな高熱に魘されるのは流石にキツかったよ｣

ｱｷﾗ｢特にしおんは相当キツかったらしいぞ。
こいつは体が弱いから、高熱だけじゃ留まらなかったらしい｣

『頭痛も吐き気もあって、一時期戻しちゃったからね』

ｶﾞｽﾄ｢でも、接種してからもう一週間くらい経つよな?
長くても三日程度で回復するって聞いたけど｣

ｱｷﾗ｢う、うるせーな。俺は特別なんだよ｣

ｶﾞｽﾄ｢はっはは、そっかそっか。そりゃ楽しみだな。
お前がどんな能力がどんなもんか。
しおんは大丈夫か? 見た感じは大丈夫っぽいけど｣

『僕は平気だよ。まだちょっと倦怠感あるけど、
入所式終わったらすぐに休むつもり。
体調悪くなったりしたらすぐにいうつもりでもあるけど』

ウィルはアキラに話しかけないようにと仲裁を入れた。

ｳｨﾙ｢ガスト•アドラー。悪いけどアキラに話しかけないでくれるかな｣

ｶﾞｽﾄ｢おっと、保護者クンも一緒だったのか。
悪ィな、俺はさっさと退散するよ｣

ｱｷﾗ｢別にいいじゃねーか、話すくらい。
ウィルもガン飛ばしてんじゃねーよ｣