エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ31)

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僕がヒーローを目指した理由ページ31

ｱｷﾗ｢なんで女の子がヒーローを目指すとおかしいんだ?｣

『え、だって……………』

ｱｷﾗ｢男がアイドルを目指すなって言ってるのと同じじゃん。
男の人だろうが女の人だろうが、アイドルになるために努力してるし、
女の人だって、あまり知られてないだけで、
ヒーローになってる人いるかもじゃん?｣

僕は今まで、外側の部分しか見てきていなかった。

人の意見だけを信用してきた。

あのときの白い男に、言われた言葉がある。

“君が家に帰っていなかったから、家族は死んだ。
君は家族を殺した殺人鬼。君は死ぬべきだよ”

でもアキラくんが、レンくんが、ウィルくんが、

こんな僕とも仲良くしてくれて、

気づくと、目の前がどんどんぼやけるようになって……………

『……………ぁ、れ…………………………?』

ﾚﾝ｢あ、大丈夫、?｣

ｳｨﾙ｢あまり強く擦らないほうがいいよ｣

ｱｷﾗ｢あー、俺、お腹空いてきたなー
そばにホットドック売ってるところがあるから食べようぜ!｣

ｳｨﾙ｢お前、本当にホットドッグ好きだよなぁ｣

ｱｷﾗ｢別にいいじゃんかよ!
なぁ、しおんの好きな食べ物ってなんだ?｣

『わたしの、好きな食べ物……………わからない。
両親が死んでから、味がしなくなってて、
だから何か好きなものがあるかって、わからない』

ｱｷﾗ｢じゃあこれが人生初のホットドックってことで、
そろそろお昼食べよーぜ!｣

この時、アキラくんの温かい気遣いに、心が温かくなった。

　

グレイ•リヴァースくん、誕生日おめでとう!

愛犬のバディくんといっぱいお散歩!

そしてチームメイトともたっくさん仲良くしてね!