エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ27)

今日:1 hit、昨日:46 hit、合計:4,382 hit

僕がヒーローを目指した理由ページ27

全てが狂い出したのは、僕が確か6歳くらいの頃。

僕は、パパ、ママ、お兄ちゃんの4人家族だった。

ふざけた喧嘩とかはよくするけど、でも、

僕たちはとても仲がいいって自慢できるくらい仲が良かった。

兄の名前は、リオンって名前だ。

女の子みたいな名前だったけど、でも、

兄は自分の名前を誇りに思ってた。

ﾘｵﾝ｢だってこれは、父さんと母さんが俺にくれた最初の宝。
母さんは腹を痛めて俺をここに立たせてくれたんだ。
だから、俺は一生をかけて母さんと父さんに恩返ししたいんだ!｣

『! “わたし”も、わたしも兄さんみたいに、
みんなを助けられるかっこいいヒーローみたいになりたい!』

ﾘｵﾝ｢ヒーローかぁ……………。
しおんは、俺を超えるかっこいいヒーローになれるぞ!｣

　

その日は、兄さんの誕生日の日だった。

6月16日。雨がたくさん降って、洗濯物も外に干せない。

僕が小学校2年生、兄さんは小学校6年生。

兄さんは【サブスタンス】研究者として貢献したいって言ってた。

その時は、【サブスタンス】も【貢献】の意味も知らなかったけど、

とにかく応援したい気持ちが大きかったんだ。

学校の帰り道、僕は兄さんが大好きで

大切にしたいって言ってた花を買ってきた。

花の名前は確か、“ベロニカ”って花。