エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ25)

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Prologue ページ25

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ｢貴様、なんのつもりだ｣

ｱｷﾗ｢……………!!｣

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ｢初めて能力を使ったように見えたが、
それで何かできると思ったのか。
先達の指示に背いて、自分でどうにかできると考えたのか。
【奇跡(エルピス)】の保護もできないようで、何ができる。
……………笑わせるな｣

ｱｷﾗ｢……………っ、テメェ……………
しおんのことを【奇跡(エルピス)】【奇跡(エルピス)】言ってるけど、
あいつには忍刃しおんっていう名前がある!
あいつは、俺たちに守られなくても大丈夫なくらいの能力がある!｣

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ｢無力な者は必要ない。無謀な者はもっと必要ない。
二度と同じ過ちをおかさないように肝に命じ、明日からの職務に臨め｣

それだけを口にし、ブラッドはそのまま去っていった。

ウィルはアキラに駆け寄り、しおんの行方を探すが、

おそらく先ほどのマリオンと一緒にいるのだろう。

ｳｨﾙ｢今の、一撃で、一瞬で全滅させたのか?
なにが起こったのか見えなかったけど……………｣

ｱｷﾗ｢あいつどこのどいつだよ!
偉そうな顔で偉そうなこと言いやがって……………。
大体【奇跡(エルピス)】ってなんだよ!｣

ｳｨﾙ｢あの人はブラッド•ビームスさんだよ。
サウスセクターの、俺たちのメンターだ｣

元々ノース所属だったが、今期から、サウスに移ってきたらしい。

ノースセクターが【セクターランキング】1位になれたのは、

ほとんどがブラッドの能力の功績だったとか……………。

ｱｷﾗ｢上等じゃねーか。やってやるよ。
あんな野郎にしゃしゃりでる隙は与えねぇ。
サウスセクターは俺が一位にする……………
そんで、絶対あいつに一泡吹かせてやるよ!
そして、もうしおんに、暗い顔もさせねぇ｣

不安な空気が周りを包む中、静かに入所式は幕を閉じた。

　

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Prologueおわったぁああああああああ!!

長かったぜよ……………ﾊﾞﾀｯ