エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ24)

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Prologue ページ24

ﾏﾘｵﾝ｢お前ら……………凡人は下がってろって言っただろ｣

ｱｷﾗ｢誰が凡人だ!
先輩だからって偉そうな口聞いてんじゃねーぞ!｣

ﾏﾘｵﾝ｢まだ能力を使いこなすこともできないど素人が。
そこの女は、【奇跡(エルピス)】として加護を受けているようだが、
そこら辺にいる一般市民となんら変わらない。
身の程を弁えろ｣

『だから、みんな言ってる【奇跡(エルピス)】ってなんなの!?』

マリオンの言葉にイラっときたアキラが、拳に炎を宿らせて、

側にいた犬型アンドロイドの【イクリプス】を一発殴る。

しかしまだ倒すまでの能力には至っていなかったが、

それがアキラを動かす原動力になっていた。

『アキラ、もう下がって!』

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ｢悪巫山戯(ふざけ)はおしまいだ!｣

先ほどの『神の裁き』よりも大きな力が降り注ぐ。

目の前にいたのは、紫色のヒーロースーツを着た、

同じ色のゴーグルをつけた男。

ブラッド•ビームスだ。

目の前を見ると、【イクリプス】が全滅していた。

ﾏﾘｵﾝ｢余計な真似をしてくれたな、ブラッド｣

ﾌﾞﾗｯﾄﾞ｢俺に突っかかる暇があるなら、市民への対応、
そして【奇跡(エルピス)】の保護に向え｣

マリオンは嫌そうな顔をしながら、しおんの手を握って

市民への対応をするためにホールを出ていく。

ブラッドはすぐ横にいたアキラとウィルを睨みつける。

　