エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ16)

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Prologue ページ16

『アキラ、大丈夫? 副作用、ひどんじゃない?』

ｱｷﾗ｢お、おれ、いつのまに、｣

ﾋﾞﾘｰ｢ふぁぁああ…気持ちはわかるよ、アキラっち。
俺たち以外にも『ノヴァ博士の子守唄』に
やられた人がいっぱいいるみたいだし〜?
しおんっちはすごいね、そんな小さいノートに
サブスタンスとかの情報がぎっしり｣

ｳｨﾙ｢ヒーローに入る前から、こいつこういうことが大好きで｣

ﾋﾞﾘｰ｢ふ〜ん、そりゃ、成績優秀にもなっちゃうね☆｣

さらに長々と話を進めていくノヴァ。

気だるげな性格とは裏腹に、

このような科学の話になると興奮状態になるのだろう。

しかし急に、リリーがストップをかける。

ﾘﾘｰ｢いい加減にしろ、ノヴァ。
ルーキーたちがほぼ全滅して、
観客席の一般市民まで眠りこけている｣

ﾉｳﾞｧ｢あ〜あ、またやっちゃったかぁ〜。
今日は本当に手短に済ませるつもりだったんだけどなぁ｣

『科学のお話が好きなんだろうなぁ』

リリー•マックイーンは女性ヒーローの中ではトップクラスの実力派。

さらに同性ヒーローの中では歴代一位らしい。

『なるほど、なんか聞いたことがあると思った!
僕もリリー教官に教わって、かっこいいヒーローになるぞ!』

ヒーローの引退理由は、電撃結婚を惜しまれたからだ。

ｱｷﾗ｢あ、おい、お前ら、静かにしろ｣

ｳｨﾙ｢? どうしたんだ、アキラ｣

ﾘﾘｰ｢えー次は、今日から晴れて
【HELIOS】の一員となる諸君らに、先輩『ヒーロー』から一言。
メンターを代表して、7期生ジェイ•キッドマンの登場だ!｣