エリオスライジングヒーローズ Ⅰ! (ページ13)

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Prologue ページ13

ついに、ヒーローになるための第一歩である

入所式が幕を開けた。

司会進行役は【サブスタンス】工学第一人者の

オズワルド•サマーフィールドの第一子、

ノヴァ•サマーフィールドが担当する予定だったが、

急遽リリー•マックイーンが担当することになった。

ﾘﾘｰ｢ルーキーの諸君とやらは、
トライアウトの実技試験で顔を合わせたかと思う。
普段は技術教官をやっているので、
トレーニングや模擬戦で会うことも増えるだろう。
今後とも、どうぞよろしく｣

『はい、よろしくお願いします』

無事にアキラと合流できたしおんは、小声で小さくリリーにお辞儀する。

ﾘﾘｰ｢えぇっと、こう言う堅苦しいのは苦手なんだが、
とりあえずノヴァがやるはずだった挨拶はすっ飛ばして、｣

『(いやいや、すっ飛ばしちゃダメですよね!?)』

ﾘﾘｰ｢て、ノヴァ!?
見覚えのある顔があると思ったら、お前、
ルーキーたちに交ざってなにやってる!｣

ﾉｳﾞｧ｢いやぁ、できれば式典で挨拶とかせずに過ごせたらなぁ〜と思って｣

『(意外とお茶目…いや、バカなのかな)』

入所式早々からギャグのようなものを見せられたしおんは

心の中でノヴァのことを馬鹿にする。

本当はこのようなことは絶対にしてはいけないのだけど。

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皆さんも大事な式典には遅れちゃダメだよ!