二湯 天下五剣の勝負 ページ3
掛け声のあった瞬間に童子切は地を蹴り、素早い身のこなしで三日月に刀を振り下ろした。
それをいとも簡単に受け止める三日月。
ーーカキンッ!!ーー
ぶつかり合う刃が火花を散らす。
三日月「俺の負けでもいいんだが……と言いたいところだが、今日ばかりは負けるわけにはいかんのだ。」
刀を跳ね返して美しい曲線を描きながら童子切に刀を振り下ろす。
刃が童子切の頰を掠めた。
童子切はふっと笑みを浮かべ、体勢を整える。
A「やはり三日月は強いな。先程やって来た刀剣達より随分と戦っているという感触がある。」
そのまま斬ったり斬られたりと激闘を繰り返すうちに、勢いは徐々に少なくなってきていた。
どちらも呼吸が荒く、童子切はその華奢な手では刀の重さを支えきれなくなってきたのか柄を持つ手も震えている。
《童子切安綱 中傷》
《三日月宗近 重症》
もう三十分は経っただろうか。
今のところ、こちらは負けている。葵は息を詰めて見守っていた。
「……本気になるか。」
三日月はそう呟くと本体を構え直した。
全神経を集中させ、童子切の姿を見据える。
ーーーザシュッ!!ーー
刀はちょうど腹部を斬りつけた。
A「……負けた、か。」
童子切が血に染まった腹部を抑えて膝をつく。
それと共に耳をつんざくような笛の音が鳴った。演練終了の合図だ。
「童子切安綱、戦闘不能。よって勝者は葵本丸、三日月宗近!」
葵「よかった…。」
葵は安堵の表情を浮かべた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
短くてすみません!戦闘シーンを書くのがすごく苦手で…((汗
もう一つの作品でも書いたようにもう少しで期末なので更新がめっさ遅くなります!!
気長に待っていてくださると嬉しいです!!見捨てないでね:(;゙゚'ω゚'):
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般若のぷりん。(プロフ) - 大学いもさん» 初コメありがとうございます!!イメ画を描いていただいたイカそうめん様の絵はほんとうに美しくて美しくて鼻血が出ます← そう言っていただけてすごく嬉しいです!更新頑張ります(o^^o) (2019年7月2日 21時) (レス) id: 66296071e0 (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - わー!いいところで終わっただと・・・もうめっちゃ気になります!イメ画がうつっくしぃぃぃ←頑張って下さい! (2019年7月2日 21時) (レス) id: 5faa0b8ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:般若のぷりん。 | 作成日時:2019年6月30日 21時