8話 ページ11
テストから解放されましたが、重い風邪をひき最終日に早退するという始末。正直まだだるいです
三日ぶりに登校したある日の昼休み、鳥井が保健室にやってきた。
zm「あっ、今日は来たんやな。よかった！」
扉を開ける音は初対面のあの日よりマシになった。しんぺい先生のあの脅しが効いたんかな←
『今日は…って、昨日僕のこと探しとったんです？』
zm「昨日っていうか、大体おとといから毎日？てっきり毎日居るもんやと思ってたわ」
そいつはすいませんね、と生意気言いそうになる言葉を飲み込んで目を細める
『…僕に何か？』
zm「連絡先交換しよ、」
多分、僕の眉間には露骨に皺が寄っただろう。
『…なんで急に』
こいつ、いっぺん喋った奴はみんなお友達思考な陽キャじゃないやろうな
今すぐにでもこの無理やり上げてる声のトーン落として全力拒否してやりたい
zm「兄さんに相談されてん。ノートをお前に定期的に送ってやってくれんかって」
そういえばお前、新田って言うねんな という鳥井の言葉に思わず肩を落としそうになる
zm「新田の勉強が同じペースで伝わるのと、兄さん最近忙しいから手伝ってあげられんってのと、俺が少しでも授業中寝ないようにさせるためやって！
嫌やったら強制するつもりはないんやけど、」
おいやめろ最後にそんな自信なさそうに言うな男だろ。
『…毎日じゃなくていいし、全教科を要求したりしない…あと、送る時にその日あったこととか、一言だけでも話してほしい』
こいつを都合のいい道具として扱いたいわけじゃない。寧ろ面倒ごとに巻き込んで申し訳ないとは思うくらいに心配だ。
zm「…！それは、友達になった、ってことでええ？」
『…僕こんなだし、まだ信用しきれてるわけじゃないです。』
zm「おん、すぐに信じれなくてもええよ。あ、でもタメにはしといてや、苦手やねん」
彼がポケットからスマホを取り出すと僕もリュックから取り出す
メッセージアプリに新しく追加された家族以外のそれは、とても存在感があったと思う
zm「じゃあ、また夜な！」
『あぁ……またね』
無意識にスマホを手にしたまま何とも言えない気持ちにきゅっと胸元を握った
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流星(プロフ) - ミジンコのハルさん» 短い間でしたが僕にも経験がありますので、気持ちがわかるとは言いませんが、いたずらに傷つけないよう心掛けていたのでそういってもらえてこちらもほっとします。お話としてはペースが速まることもあると思いますが、ハル様は焦らずゆっくりしてくださいね。 (2022年10月8日 19時) (
レス) id: 9f0773db2a (このIDを非表示/違反報告)
ミジンコのハル(プロフ) - 初コメ失礼します！私も保健室登校している者なんですが、凄いお話に共感できて読んでいて凄い楽しくて救われてるような気がします。教室に入れる「いつか」が頑張っても来ないっていう所が凄い共感でホントに好きです…これからも更新頑張ってください！次が楽しみです (2022年10月8日 17時) (レス) @page7 id: 00a42c556d (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 光さん» ありがとうございます！今のところ投稿頻度は安定していますが、気は抜けないので頑張っていきたいです。 (2022年10月7日 11時) (レス) id: 9f0773db2a (このIDを非表示/違反報告)
光 - 続き楽しみです！！ (2022年10月7日 9時) (レス) @page6 id: 1eb1862fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星 | 作成日時：2022年10月4日 23時
