ワケあり少女5！ (ページ4)

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四話ページ4

一之瀬side

「ただいまー。」
「お帰りなさいっす！」
『おかえり。』

瞳に呼び出されて帰ってくると、でかい声で迎えてくれる俺の仲間。
、、、仲間。
ん？仲間？

『おかえり。』

ふと視線をずらせばもう一度そう言いながら紅茶を飲んでるそいつに目を見開く。
、、、なんでいるんだよオイ。

『おっそい。どれだけ待ったと思ってるのよ。』
「いやいやいやいや知らねぇし。」
『そこはなんとか察知しなさいよ。一之瀬レーダーとかないわけ？』
「あるわけねぇだろ！んなもん！！」

とまぁ馬鹿な話をしつつ。
こいつは何の目的があってきたのかが想像ついたので。

「、、、屋上、好きか？」
『！えぇ、大好き。』

俺から話を持ちかけて、廊下を歩く。
瞳といいこいつといい。
本当。

「あいつは幸せもんだな。」
『ぇ？』
「なんでもねぇよ。」

小さく、小さく呟いた言葉は聞こえなかったみたいで安心した。
藤城がどんな道をたどるのか。
それは、俺にとっても重要な問題だからな。

「さ、話せよ。」
『、、、えぇ。』

面倒だけど、やることはやってやるよ。