これは夢か、現実か。2《REBORN》《ヒロアカ》 (ページ5)

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意外と。ページ5

「土鍋ですかぁ？！」
『、、、。』

やれやれ。
これまた美味しい夜ご飯を口にしながら一つため息。
ルッスが作った方が美味しいのはもちろんだけど、これもなかなか。

『それ取って、』
「ほい！」

すごい勢いで食べてくみんなとは別に普通に食事を進めていく。
斜め前の、、、誰だったか。
あぁ、確かあれだ、どんまいコールの。
手渡されたいくつかのさくらんぼを口にして、食事を終えた。

「Aちゃんそれだけー？！」
『昼も食べたから。』

浮く茶碗と箸に消える食材。
相変わらず原理を追求したい体をしてる葉隠にそう返して、すでに一通り教えてもらった館内を風呂を目指して歩き出した。

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『、、、はぁ。』

湯船に浸かった頃合で、騒がしい声が聞こえ始めた。
思ったより早いそれに眉をしかめつつも、出ようとはしなかった。

、、、何を隠そうわたしは温泉というものが心底好きなのだ。
ジャポーネに行くときは毎回違う温泉に寄っていた。
スーパー銭湯とやらはただの大きい風呂らしいが、温泉、という湯が湧き出ているものをためているものは何やら体の疲れを抜いてくれる。

ヴァリアーは男所帯だから、私はいつも一人だったのは実はちょっと寂しかった。
なんてったって隣から騒がしい彼らの声がするのだ、気になるに決まっている。

「わーいおんせーん！！！」
「気持ちえぇなぁ、、、！」
「とってもいいところね、ケロ。」

洗い終えた女子生徒も入り始めたことで、懐かしい記憶はまた箱に戻った。
、、、はやく、はやく。

『はやく、あいたい。』
「？何かおっしゃいましたか？」
『、別に。』

広いとはいえこの人数入ると距離は近くなる。
思わず拾われた言葉にそう返せばどこか気まずそうにそうですか、と言われた。
なんなんだ。

「うりゃー！」
『、、、。』

むにっ、という効果音でもつきそうなくらいがっつり揉まれた。
まぁ察知してたので驚きもないが。

「なっ、、、意外と、ある！」
『失礼なやつ。』

この世界線の人は割と元のところより発育がいいらしい。
とはいえ、わたしが知ってる他の女子といえば並盛中の女子、つまり中学生なので違うのかも、

、、、いや、

『人のこと言えないでしょ。』

あれがこうなるのは、ないな。
綺麗な肌をした面々を見回して、またひとつため息、という時だった。

「Plus Ultraー！！！」

という、アホな声が聞こえてきたのは。