近所のお気に入り。 ページ7
突然だが、前世の私はカフェが苦手だった。
美容院とかもそうなんだけど、あのオシャレ空間！と言う空間がどうも私には不相応な気がして。
くつろぐなんてとんでもない！って状態で、いつもカチコチだった。
けど。
カランカランッ、、、
『茜さん、こんにちは』
「いらっしゃいませ、、あ！Aちゃん。」
喫茶まろん。
近所で見つけた素敵なお店。
こう言うお店を好きだと思えて、常連になろうと思えるようになったなんて私急成長！
第一に雰囲気が私好み！
知る人ぞ知る、ってほどでもなくて、でも気軽に入れるチェーン店とはまた違ってて。
ちらっと中を見たら子供を抱えながらやる茜さんを見て、つい足を踏み入れてしまった。
まろんって名前は、茜さんの旦那さんの栗宮って苗字から取ったみたい。
今日はなににしよう、ケーキとかもいいな、「A？！」
『え？、、、え？！』
お客さんがいるのは知ってたけど、こう言う場所っとそう言うのは見て見ぬ振りっていうか、気にしないのが当たり前かと思ってて見てなかった。
けど、
『なんでいるの、真琴、遙、、、』
この頭見逃すってある？？？？
「あ、えっと、ここ、旭のお姉さんの店で、あっ、旭っていうのは、「Aこそなんでいる。」ちょっ、ハルー！」
「なになにー？こんな美人と知り合いなの2人ともー？！」
「びじっ、おい貴澄言い方！」
「えぇー？」
『、、、え、と、』
あぁ、なんだろう。
しばらく感じてなかった岩鳶のノリだ、、、。
渚くんと同じテンション、、、。
「知り合い？Aちゃん。」
『！は、はい、真琴と遙は小学校からの幼馴染みたいな感じです。』
で、いいかな。
2人を見れば、真琴は笑って頷いてるし、遙も特に嫌な顔してないから正解なんだろう。
「？まてよ、ってことは俺も貴澄も同じ中学のはずだろ？」
「そーだよー、なんで知らないの僕たちー。」
こんな美人な子いたら絶対噂になってるのにー、なんてまだまだ美人を引きずる鴫野 貴澄。
「あ！じゃあAちゃん。」
『？』
はい。
と問答無用で差し出されたのは、
『ちょっ、』
「あー、うーーー」
『あー、うん、わかるよー。おはよう、おはよー？』
茜さんの大切なお子さんだ。
「起きちゃったみたいで、ちょっとそのまま面倒見ててくれる？」
カフェラテサービスするからさ。
そんな言葉とともに示されたのは4人が座ってるテーブルで。
なんだか勝手に？4人の会話に参加することが決まった。
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2018年12月20日 10時
