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自己紹介。 ページ11

ほぼ強制的に連れて来られた体育館。
その匂いや空気に。
胸が締め付けられるのを感じた。



「自己紹介を先にしようか。」

さっきとはまた違う。
柔らかく暖かそうなオーラを纏って彼は言う。


「俺は赤司征十郎。バスケ部のキャプテンもしている。」

彼は微笑んでそう言うと、横の大きな男子を促した。


「んーとねー、俺は紫原敦ー。」


もぐもぐ。
口にお菓子を含みながらのご挨拶。


「緑間真太郎だ。副部長なのだよ。」


少し面白い語尾の男子。


「青峰大輝だ。」

めんどくさそうながらもどこか楽しげな男子。
ボールをいじってのご挨拶。


「黄瀬涼太ッス!」



あ、どうしよう。
なんか尻尾が←


「桃井さつき!よろしくね!」


にっこり笑顔の女の子。


そして残るは。


「黒子テツヤです。」
『うん、知ってる。』


私の隣の席である黒子くん。


『西崎Aよ。』


私も一応自己紹介をして、みんなを見上げるように見る。


『で、何の用なの?』

勧誘。→←お呼びだし。



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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2014年7月26日 21時

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