太陽の末裔途中まで書いた。 (ページ3)

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ユ・シジンside

極秘情報を聞きに本部に行ってみれば、なんとCIAの諜報員が1人来るらしい。
しかも、それを知るのは僕とソ・デヨン副隊長のみときた。

［どういった用件なのでしょうね。］
［少なからず、好き勝手しづらいですね。］

じっとウルフを見やっても、彼は素知らぬ顔だ。
失礼極まりない、僕がいつ勝手をしたというのか。

やれやれ、と息を吐いた。

、、、のが、２日前。

騒音を撒き散らしながらゆっくり下降するそのヘリを見ながら考える。
CIA。
その単語は、1人の女性を連想させるものだ。
そして。
その連想した女性から、さらに連想されるのが。

「、、、。」

眩しそうに後ろの方で目を細める先生にも話した、ライアン一等兵の救出作戦だ。

ガチャン、

ヘリのドアが開く音がしてハッとする。
ウルフとともにゆっくり近づいていく。
、、、あのシルエットは、

［女、ですね。］
［あぁ。］

まさか。
そんなはずないだろう？

そう思う僕の考えは、簡単に打ち破られる。

［こんにちは。］

アニョハセヨ、と韓国語で挨拶をもらい、敬礼を返す。
どうして僕はこうも偶然の再会をする女性が多いのか。

〈医者として、メディキューブの視察に参りました、安室ゆゆです。〉

俺の記憶とは違う名前を、俺の記憶とは違う経歴を。
記憶の中よりさらに綺麗に、いい女になった君が言った。

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［］は韓国語
〈〉は英語。