太陽の末裔途中まで書いた。 (ページ11)

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結果。
手術は成功(意識が戻らないとかギャーギャー言ってるけど私の見解では必ず戻る。)したし、ひとまず銃口とのお見合いもおしまい。

代わりと言ってはなんだけど、

［中隊長の職務を解き、営内に拘禁します。］

彼は処罰を受け、拘束される。
表情からして全く後悔してないみたいだし、むしろチームメンバーの方が辛そう。

「自己満足だから、許してね。」

［あ、ソ上士。］
［！団結。］

ちょうど出て来た彼に中を指差せば、ダメだと返される。
だがしかし。

コンコン！！

するっと側を通り抜けて扉を力強く(ちょっとゴンゴンっていってた)叩けば、何をしているんだと目を見開いて私を見るソ上士。
隠れて、とジェスチャーしたら伝わったみたいで物陰に。
素晴らしい、全国共通で通じるようだ。

そして、誰だ！という声と共に扉が開いた。

［初めまして、ご挨拶が遅れてしまいすみません。しかもこちらに来ていただいたときにするなんて不躾だと思ったのですが、早い方が、と思いまして］

お邪魔でしたか？
すまなそうな顔を作り、しかもちょっと覚束なげに韓国語を発すれば般若のごとくだった顔は真顔へ。

［いえ、こちらはユ・シジンの拘禁場所でして、］
〈それは！すみませんでした、せっかく大尉がお褒めの言葉をいただいていた最中でしたでしょうに。〉

魚のような顔の彼がきょとん、と言う擬音がつく顔になる。

〈彼の判断のおかげで医療チームは責務を全うできた。そしてアラブの議長は助かった。貴方からの指示でしょうが、それを実行しきった彼らは素晴らしいですね、CIAとしても惚れ惚れしながら見せていただきました。〉

ふふふ、と笑って見せれば彼の表情が苦々しげなものを隠せずに笑おうとする顔に。
、、、つまりすっごい変顔みたいになってる。

〈とりあえず、私ここでは医師なので。あまり長々メディキューブを離れるわけにはいかないのでこれで失礼いたします。本日はお疲れ様でした。〉

また明日からもよろしくお願いします、と一礼をしてメディキューブに走った。

終始彼の顔は見えなかったけれど、それでいい。
私の自己満足。
勝手なお節介。

少しでも貴方の見かけの罪が軽くなるなら、それで満足だから。
すれ違ったカン・モヨンさんに会釈をして通り過ぎる。
密会ってところだろうか。

「羨ましいなんて。」

そんなこと、ない。

全ては、終わったことなのだ。
あの人は、過去の人。
お世話になった、尊敬すべき先輩。
それだけだ。