体調不良に要注意！気象系 (ページ5)

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第４章ページ5

智サイド

和大丈夫かなー。あいつ絶対無理するタイプだしな

。僕はそんなことを考えながら絵を書いていると、ピリリリっと、電話が鳴った。表示してあるのは、「潤」

珍しいな、休み時間中に電話してくるなんて。

智：「もしもし、潤？どうかした？」

すると、電話の先から聞こえてきたのは、今までに聞いたこともないパニックになっている潤の声だった。

潤：「智にぃ、和が急にすごい咳し出して、倒れた！喘息の発作みたい！ねぇ、どうすればいいの？俺わかんないよ、智にぃ助けて！」

僕はびっくりしながらも、落ち着いて答えることができた。

智：「潤、救急車呼んで。僕は翔に電話するから。和を息しやすい体制に起こして。」

よく聞いて見ると、和の苦しそうな息と咳が聞こえてくる。潤は少し落ち着いたみたいで、少し間をおいて言う。

潤：「っ…分かった。ありがとう。」

ぷつんと電話は切れ、ツーツーツーと言う電話の音が部屋中に響き渡った。それより、和が喘息の発作なんて何年振りだろう。

もともと喘息持ちだったが、和の発作はもう４年くらいは収まっていた。どうして急に発作出ちゃったかな。僕は翔に電話をして、事情を話した。

智：「和がさ、ちょっと喘息の発作起こしちゃったみたいで、今翔の病院来てる。」

翔：「和が発作？なんで急に出ちゃったの？」翔は驚いた声で言った。

智：「それがまだあんま分かってなくてさ、多分今日相当高い熱があって、それが原因だと思う。」

翔は和のことを見てくれるらしくて、少し安心した。僕は絵の道具を片付けて、急いで病院に向かう準備をした。

潤も一人じゃ心細いだろうな。って言うか雅紀も連れて行った方がいいよな。連れてかないとあいつ心配するだろうしな。