1年異常。2 ページ34
山口side
少し前。
日向「山口。ちょっと。」
日向に呼ばれて、放課後の部室に来てみた。
窓から覗いてみると、
菅原「A、お前さぁー。マネの仕事で色々遅くなるのは分かるけど、毎日毎日仕事終わりまで俺のこと待たせんなよな!俺だって受験生なんだよ。」
と、菅原先輩の声がした。どうやら部室は菅原先輩と、Aちゃん2人らしい。
菅原先輩の声は少し苛ついていた。
A「受験……生…?」
菅原「おん。お前だって受けただろ………って…………あぁー!お前推薦か!」
A「んえ?なんか書類審査だけで入学はできたけど。」
推薦合格……。
そういや頭良いって言ってたっけ……。
でも流石に受験を知らないのはちょっと。
僕が顎に手を当てて考えていると、日向が真剣な顔で突っ込んできた。
日向「いや、本題はそこじゃない。あのな…あの二人。」
山口「?」
日向「お似合いじゃねーか?」
山口「うゲホッ!ゲホッゲホッ」
日向の口からまさかそんな言葉が出る日が来るとは。
思わずむせてしまった。
Aと菅原先輩はまだグチャグチャ話ているため、僕の咳は聞こえなかったみたい。
すると、日向はフフン、と鼻を鳴らした。
日向「俺に考えがある…!」
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