【銀魂】万事屋に来た依頼【刀剣乱舞】 (ページ40)

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依頼 40 ページ40

銀時達が到着した頃、本丸では…

一期「薬研……五虎退………厚…乱……」

呪文のように弟の名前を唱える一期

石切「うーん…だんだん怖くなってきたなぁ…」

新八「大丈夫ですよ一期さん。無事に帰ってきますって！」

一期「新八殿……」

一期はふらつきながら新八の肩を掴んだ。

一期「もし、もしあの子達が変な輩に絡まれて誘拐されてあらぬ事をされていたりさせられていたら同責任を取るおつもりなのですかぁぁ！？あの可愛らしい姿を見たら確実に誘拐しますよ！？いくら江雪殿達がいるからって長男の私が付いてやれなかったことに私は……私はぁぁ！！」

一期は新八の肩をガクンガクンと言わんばかりに揺らす。
その姿にかつてロイヤルプリンスと呼ばれていた面影はなかった。

三日月「一期、落ち着け。秋田達はいるのだろう？」

一期「はい……。たしか、鬼〇犯科帳というものを見ていて……」

三日月「ならば、今はそヤツらの元にいた方が……」

一期「はっ！！」

新八「ど、どうかしたんですか？」

一期は突然声を上げた。

一期「薬研達に危険が迫ってる気配を察知しました！！行かねば…！！」

新八「そんな薬研君達に…！？てか、そんな気配ピンポイントで察知するもんなの！？」

一期「すぐに出陣しましょう新八殿！！用意してまいります！！」

一期は新八を離して、今まで見たことがないくらいの機動力で準備をしに行った。

石切「大丈夫かい新八君」

新八「な、なんとか……一期さんっていつもあんな感じなんですか？」

三日月「いや。前は違った。」

小狐「前のぬしさまが原因なのだ。」

新八「前の…ぬしさま？」

獅子王「神楽が倒したあの女だよ。短刀達はな、あの女に暴力を受けてたんだ。毎日毎日怪我をして帰ってきたんだ。厚なんて、足が動かられねぇくらいやられてた。」

新八「そ、そんな！」

獅子王「鯰尾と骨喰なんて、脇差なのにとばっちりを食らってた。そのせいか、全く喋んなくなった。でも、銀さんが来てくれたおかげで話すようになったんだ。一期は…もう2度と弟達に傷ついて欲しくないんだ。
だから、あんなに必死になってるんだ。」

獅子王が話し終わると一期が武装して来た。

一期「準備が整いました。参りましょう！！」