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自学自習。
これが私に合った習得方法である。
故にスコーピオン以外は人に習うことなんて無かったし、自分で学ぶからこそ 武器の新しい使い方を見つけてきた。
今日も例に同じく、訓練室に篭ってアステロイドの攻撃パターンの練習を確認する。
それを終えた後、理佐のバイトの時間に合わせて作戦室を出て休憩にとラウンジへと向かった。
「暇だ…」
「おっ、Aちゃん発見」
すぐ後ろで肩をポンとされて反射的に振り返る。
そこにはレイジさんほどではないが、ガタイのいい男の人が立っていた。
赤い隊服を着ている彼は私より2歳年上の先輩。
「なんや、また見いひんうちに ずいぶんと別嬪になったな！」
「一昨日ぶりですよ生駒先輩」
記憶力どうなってるの。とツッコミたくなるほどのボケをかましてくれる生駒先輩。
彼の得意とする旋空弧月は、あまり私のレイガストの使い方と相性が良くない。
同じ弧月なのに、太刀川さんと違って戦いにくいったらありゃしない。
それは向こうも同じらしい。
だからよく二人で対戦するし、その度にお互いの苦手を克服してきた。そんな仲。
「食堂がメニュー増やすらしいやんか。何がええかな」
「アンケートでも取ってるんですか？」
「いや、俺が考えてるだけ。そうやな…刺身がええな」
食堂で生モノはちょっと…
「丼ものがいいですよね。食べやすいし」
「あー分かるわあ〜。海鮮丼とかいいな」
「でも三門市って海近くないじゃないですか」
「たしかに刺身は新鮮な方がええわ。やっぱ海鮮丼は却下で」
自分が決めるわけではないのに楽しそう…
コーラを片手に私の席の向かい側に座る先輩を見て、やっぱり生駒先輩は面白いなとしみじみと感じる。
「そんなに海鮮食べたいんですか？」
「そらそうやろ。ここらじゃ中々食えへんからな」
「じゃあ揚げるのはどうですか？」
「おぉ！揚げ物！」
興奮して手を握りしめる。先輩、コーラ漏れてます。
「アリやな！何揚げる？」
「ま、マグロとか…？」
「おお！マグロカツ丼！ええなあ！ちょっとリクエストしてくるわ！」
「ほんじゃあな！」と去って行く生駒先輩。
いや…アンケートも取ってないのにリクエストに応えるわけ…
まるで台風のような先輩の背中を見て呆れる。
後日、メニューに本当にマグロカツ丼が加わったのを知って大爆笑した。
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ろいど(プロフ) - 一気読みしました！！更新待ってます！ (2022年2月25日 16時) (
レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き楽しみに待っています！！！！ (2021年12月15日 0時) (レス) @page36 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きで、更新されるのいつも楽しみに待ってるので頑張って下さい！！応援してます！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: e0fa08789a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2021年2月16日 21時
