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「暇なら見に来いよ」
「いいねー。陽介行こうよ」
「ま、見てやらんこともない」
「なんでそう上からなんだ」
肘をついて話す公平。すると何かを思い出したかのように目を見開いた。
「ヤベっ…もうすぐテストじゃん」
「あー…」
「もうすぐっていうか、明後日だね」
明後日という単語を聞いても余裕そうにする陽介。
いつも通りに、「ま、いけるっしょ」とかほざいている。
そう言いながら全然いけてないくせに…
全てが終わった後に、「補習があるから任務代わってくれ」とまた泣き疲れるのはこちらなのだ。
頼むから少しは勉強をしてくれ…朝に教科書をめくるだけでもいいから。
「範囲どこ？」
「そこから？」
…もう、救いようが無いかもしれない。
「じゃあランク戦観に行くのなしで」
「なんでだよ。最終日だろ」
「最終日は遊ぶもんだろ」
「陽介は毎日遊んでるでしょ」
自分は、今回ばかりは自信がある。何故なら最強の教師がいるから。一個上の鋼さんだけど。
今日も勉強を見てもらう予定だ。
一人だとサボっちゃうので、監視役と教師役としてである。これがまた結構はかどるのだ。あの人、大学決まってるから時間あるらしいし、お互い
そんなこんなで昼休みが終わり、残りの授業を受けて下校した。
いつものように３人で基地へ向かい、各々の隊室前で解散。
ドアを開けて中に入れば、既に理佐と勇さんが来ていた。…二人とも速いな。
「おう、おつかれさん」
「おつかれさま」
「おつかれ」
「A、王子先輩にチェスで負けたそうね」
「…ん？」
鞄を置くや否や、理佐の口から感情のこもっていない声が放たれた。
…待て。何故理佐がそれを知っている。理佐と王子先輩、そこまで親しい仲では無かった気が…。
「やるわよ」
「うそでしょ」
冗談キツいです。理佐さん。
これから鋼さんの所に行かなければならないのに…その前に迅さんにスマホを…
やる事が多すぎてパンクしそうだ。
その間にも嫌々言う私を椅子に座らせ、チェス盤を広げる理佐。
勇さんは相変わらずスマホゲームをしていて気付いてくれない。
誰か…理佐を止めてくれ…
ガチャっ
「おーお前ら、揃ってんな」
「隊長…！」
タイミングの良い登場に、隊長の後ろから神光が見えた気がした。
…隊長、眩しい…！
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ろいど(プロフ) - 一気読みしました！！更新待ってます！ (2022年2月25日 16時) (
レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き楽しみに待っています！！！！ (2021年12月15日 0時) (レス) @page36 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きで、更新されるのいつも楽しみに待ってるので頑張って下さい！！応援してます！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: e0fa08789a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2021年2月16日 21時
