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三雲side




「同情するよ三雲くん…このボクに100勝なんて、流石にハードルが高すぎたようだね」



ランク戦の1日前。

唯我先輩に100勝すれば、出水先輩が合成弾を教えてくれるという約束で指導をしてもらっていた。

が、中々勝てないでいる。


パネルには48対152の数字が出されており、圧倒的とは言わないまでも、結構な戦力差として表示されていた。




「50勝にまけてやろうか?」

「いえ…今教えてもらっても使いこなせないってことは分かりました」




けど、強すぎない相手と戦うことで、弾の当て方はかなり分かってきた。

前よりはチームの力になれるはずだ…!


意気込んでもう1試合頼もうとすると、

唯我先輩がキラリと髪をなびかせながら、どこかそわそわしているのが目に入った。


出水先輩もそれを察したようで。




「なんだよ唯我。気持ち悪ぃ」

「…いや、だって今日バレンタインデーですよ!」

「はぁ?」



片方の眉を上げて訳が分からないという顔をする出水先輩。



「だからなんだよ」

「瀬名先輩から!チョコを貰えるかもしれ…ブヘェッ……な、なにするんですか出水先輩?!」

「やかましい」



初日に会った時も食らった飛び蹴りが炸裂。

ズサーッと地面に転ぶ唯我先輩を見下ろして、出水先輩はため息をついた。




「出水先輩は仲良いですもんね……まさか貰ったんですか?!」

「アイツはバレンタインにチョコあげるような奴じゃねェよ」


「あの…」

「ったく…わりーなメガネくん」

「いえ」

「コイツ、Aの事好きなんだよ」

「…」



見れば分かります。

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ろいど(プロフ) - 一気読みしました!!更新待ってます! (2022年2月25日 16時) (レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き楽しみに待っています!!!! (2021年12月15日 0時) (レス) @page36 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 続編ありがとうございます!この作品大好きで、更新されるのいつも楽しみに待ってるので頑張って下さい!!応援してます! (2021年2月16日 22時) (レス) id: e0fa08789a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無名 | 作成日時:2021年2月16日 21時

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