百廿伍話 ページ25
その姿に、地獄側の者達がどよめく。
ヴィランズは冷や汗が伝う。
灯｢動物から、植物、物まで．．．魔法というのは興味深いですねぇ。｣
ド｢こりゃあ面白ェ。その林檎は食ったらどうなるかねぇ。｣
そう言い、ドフラミンゴが能力で林檎を吊りあげようとする。
『やめよ、桃鳥。』
ド｢おっと、こりゃ失礼。｣
両手を上げ、糸を戻す。
『それは毒林檎じゃ。それもかなり強い。』
ｳｨｯｸﾄﾞｸｲｰﾝ｢(見ただけで分かるのか．．．)｣
ド｢そりゃ危ねェ、死ぬとこだった。｣
ベ｢食う気だったのかよ．．．｣(汗)
イ｢俺たちはもう死んでいるから、食べたところでせいぜい苦しむ程度だろうけどね。｣
ｳﾞｨﾗﾝｽﾞ｢(死んでいる．．．？)｣
ハ｢(まぁ、ここは地獄だし．．．そりゃあそっか。)｣
氷｢確認したところで、戻してあげなくていいの？Aちゃん。｣
『む？戻す戻す。』
ﾊﾟﾁﾝ
と指を鳴らせば、姿が変身後に戻る。
『さて．．．この一件、認めることに異論のある者はおるか？』
五｢一つ、その者聞きたいことがあるのですが．．．｣
『聞いてみよ、五道転輪王。』
五｢ありがとうございます、鬼宮様。
この地獄の十王が一人、五道転輪王です。｣
V｢Mr.Vと申します。｣
五｢一つ問いたい。
その約束の日に、こちらの輪から外れてそちらへ行った者達が、こちらの輪へ戻ってくることはあるのですか？｣
V｢いえ、戻すつもりはございませんので、こちらから貴方様方の輪に戻るのことは、ほぼないといっていいかと。｣
灯｢．．．ほぼ、ですか？｣
V｢えェ。というのも、こちらへ来た人間自らが元の輪に戻ることが完全に不可能とは言い難いのです。
とは言っても、複雑で難しい上に文献なんかもありませんし、失敗することがほとんどなのですが。｣
五｢．．．万が一こちらへ戻れてしまった場合はどうするおつもりで？｣
V｢もちろん、お許し頂けるのであれば、我々の世界へ連れ戻します。｣
五｢ふむ．．．｣
『．．．まぁ、戻ってきた所で既に私にとっては異物も同然。連れ戻しは構わぬ。』
V｢ありがとうございます。｣
ﾏﾚﾌｨｾﾝﾄ｢．．．我々マスターヴィランズは皆、このような事をやる以上、そのような事の無いように全力を尽くす心づもりではおります。｣
五｢．．．分かりました。
鬼宮様、私は異論はありません。｣
その他十王達も、異論はない様子。
『そうか．．．』
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宵桜の館(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！時間はかかりますが、少しずつ更新再開しますので、よろしくお願いします！！ (2022年6月6日 7時) (
レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 宵桜の館様........。なんですか！？この素晴らしい小説は！続きが気になります！ (2022年6月1日 17時) (レス) @page21 id: fcc490c4df (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - シンアさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年11月30日 9時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - 宵桜の館様！めちゃめちゃ面白かったです！みんなが死んじゃって悲しかったケド、死後でみんなと会えててうれしかったです！！これからも頑張ってください！ (2021年11月30日 0時) (レス) @page21 id: a3f48aea4e (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - sakisakuさん» ありがとうございます！！是非お願いします！ (2021年11月4日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵桜の館 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時：2021年6月9日 10時
