４０話 ページ40
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「新年早々、そんな話題持ってくんなや…」
「ええやん！ほら、濱ちゃんも新しい恋始めようや〜！！」
「何やねん、この前までレナやった癖にこの阿呆」
新しい年が始まって1発目の学校
私も望もお世話になってたし、
濱田先生には一応…ってことでご報告。
もう何も思っていないのか、
私たちの前で堂々とタバコを吸っている。
ここ、保健室やねんけど…
「でも、まぁ……2人が幸せやったらええんちゃう？」
「外でタバコ吸うから早う出てき？」
急に真面目なこと言うから、
外に出ていく濱田先生をじっと見ていた。
望と顔を見合わせて、
空っぽの保健室には用はないから外に出た。
タバコの香りがふわっとした気がした。
何考えてんのか全然分からへんけど、
優しくて、生徒思いな濱田先生。
まぁ、欠点は山ほどあるんやけどね…
それでも、濱田先生は優しい。優しすぎる。
「A、帰ろ」
「え、でも…教室にりゅうくんと紫耀くん居るよ？」
「ええねん、アイツらは放置しとけば」
「明日どうなっても知らへんよ」
手に持っていたスクバを背負って、
私に手を差し出してくれる望。
いつもはこんなことしないのに…って思いながら、
その手をぎゅっと握った。
「あ！のんちゃんとAちゃんラブラブしてる！」
「俺らを置いてったくせに何してんねん(笑)」
下駄箱の所でりゅうくんと紫耀くんに見付かって、
「走るで」って言われてそのまま走った。
握られた手は、そのままで…
甘いだけの恋じゃ物足りない。
酸っぱいだけの恋じゃ寂しすぎる。
でも、それが丁度良い具合でミックスしたら…？
ほら、完成した。
甘くて酸っぱい…はにーれもんのような恋が。
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綾小瀧(プロフ) - すごい面白かったです！望が主人公を迎えに行くところ、感動してつい涙が…。いいお話をありがとうございました！ (2017年12月12日 22時) (
レス) id: d50cc77518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか - 完結おめでとうございます！！！！最後の終わり方に鳥肌が立ちました、、、！！素晴らしかったです！ (2017年12月9日 14時) (レス) id: d695d131aa (このIDを非表示/違反報告)
ナナな(プロフ) - このお話の濱ちゃんがほんとうに好きです！！もっとゲスい感じが出てもいいかも！？(笑)更新ふぁいとです！ (2017年11月30日 0時) (レス) id: ebd52671c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ
| 作成日時：2017年11月15日 23時
