１８話 ページ18
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ピンポーン、とチャイムを鳴らすと、
出迎えてくれたのはりゅうくんではなく紫耀くん
「いらっしゃーい！」と呑気に言って、
りゅうくんのことをデカい声で呼んだ。
「紫耀、お前ほんまにうるさい」
「えへへ、ごめんって〜」
「そのくそダサい格好でどこ行くねん」
「ん？コンビニ行ってお菓子買ってこようと思って！」
「じゃあね〜」って、
玄関に放置されてる私と望に言って、
紫耀くんはそのままコンビニへと向かって行った。
りゅうくんは呆れたように「ごめんな」と言うと、
私たちを家に上げてくれた。
家はもう昔のまんまで何も変わってなかった。
変わってしまったのは、
この家の雰囲気と、そこに居る人だけ…
おばさんの料理、めっちゃ美味しかったのに…
どこに行ったら食べられるようになるんやろ。
「リビングに用事あるで、先に部屋行っててくれん？」
「うん、分かった。同じとこ？」
「そう。同じとこやで」
そのままリビングに消えたりゅうくんを見て、
望と一緒に部屋に向かった。
りゅうくんの部屋は、階段を上がってすぐの部屋。
内装こそ変わってしまったけど、
ふわり、と香るりゅうくんの香りは変わらなかった。
そんなこと望に言ったら、
「それはやばい」って気持ち悪がられる。
「うわ……めっちゃ流星の匂いする……」
「え、気持ちわっる」
「絶対Aも思ってたやろ！！」
「思ってたけど、声には出してへん」
「屁理屈や！」と反論する望を放って、
その辺の床に適当に座った。
立つのがしんどくなったのか、望も座った。
私の横にちょこんと座る望は、可愛かった。
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綾小瀧(プロフ) - すごい面白かったです！望が主人公を迎えに行くところ、感動してつい涙が…。いいお話をありがとうございました！ (2017年12月12日 22時) (
レス) id: d50cc77518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか - 完結おめでとうございます！！！！最後の終わり方に鳥肌が立ちました、、、！！素晴らしかったです！ (2017年12月9日 14時) (レス) id: d695d131aa (このIDを非表示/違反報告)
ナナな(プロフ) - このお話の濱ちゃんがほんとうに好きです！！もっとゲスい感じが出てもいいかも！？(笑)更新ふぁいとです！ (2017年11月30日 0時) (レス) id: ebd52671c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ
| 作成日時：2017年11月15日 23時
