三十一歩目 ページ33
Aside
お昼を食べに通りに出るとたくさんのお店が目に入る
抹茶スイーツや八つ橋などの名物のお店や呉服屋などがあり賑わっている
中でも一番気になったのが着付けをしてもらえるお店
そこのお店から出てきた人たちは皆、キラキラと輝いていてとても美しい
老若男女が集い、街の風景と合わさり、どこか昔の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれる
「あれやりたいの？」
ふと鶴が声を掛けてきた
『え？なんで分かったの？』
「だって何食べる？って聞いてもあの店ばっかり見てるんだもん」
そんなにわかりやすかったかな
まあ気になってるのは確かなんだけどね
「せっかくですからみんなで一緒にやりましょうよ」
『いいの？私の我儘に付き合ってもらうなんて、みんなに迷惑かけてばっかりな気がするけど…』
「そんなことないって！二郎くんもAの着物姿みたいでしょ？」
な、なんでそこで二郎くんに振るのよ
二郎君はこれっぽっちも興味ないに決まってるじゃない
そう思っていると予想外の答えが帰ってきた
「まあ、たまには違う格好してもいいんじゃね」
え…！？今、なんて？
いま、二郎くんの口からとんでもないものを聞いた気がする
「だってさA、ほらほら行こー」
ちょっと待ってよ
私の抵抗も虚しく鶴と調によりお店に入れられるのだった
その頃男子たちの方では＿＿＿
「良かったじゃん二郎、一味違う水澤が見れるんだぜ。」
「ああ…」
「二郎はすぐ赤面するから水澤の姿を見た途端に気絶しないといいけど」
「んだと！そういうお前も天城見て鼻血出すんじゃねぇぞ」
とかいう会話があったそう…
その様子を誰かが物陰から見ていた
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女王(プロフ) - カミサマさん» 応援ありがとうございます。ご期待に添えるようこれからも頑張って更新を続けます！ (2021年6月21日 20時) (
レス) id: c75b1bd3e5 (このIDを非表示/違反報告)
カミサマ(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしています！ (2021年6月21日 20時) (レス) id: 18de018685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クーカー | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mmyu671
作成日時：2021年5月5日 16時
