十三歩目 ページ15
Noside
それからというもの、Aは多くの女子から避けられていた
理由はもちろん化学室での出来事
Aはやはりそれを引きずっているようで気分は曇りがち
この出来事はすぐに学校中に広まり、それを聞いた女子たちはAのことを無視したり意地悪をしたりしている
「A、そんなに落ち込むなって」
「心が晴れやかでないと体によくありませんからね。お詫びに伺ったのでしょう？」
『そうだけど…』
二郎が怪我をしたその日、お詫びの品を持って萬屋山田へ一郎と三郎にも謝罪に行った
その時、二郎はもちろん一郎も三郎も「気にすることない」と言ってくれた
でも、自分のしてしまったことの重大さが周りの女子たちによって身に沁みてしまう
二郎や他の男子たちはAに必要以上に無視していることに呆れていた
鶴と調は二郎にAは悪くないと化学室で何があったのかを第三者目線で伝えた
すると二郎は「それは分かってる」とAに非はないということを理解している
だが、女子達は二郎が怪我を負わされたという事実だけを捉え、その背景に何があったのかを知ろうとしない
落ち込みっぱなしのAを励まそうとパンをあげたり、彼女が一人で困っているときに手伝ってあげ
たりと何かと気にかけている二郎の姿を見て男子たちの間で二郎がAを好きなのではないかという噂がたった
そんな中、一大行事である京都への修学旅行が近づいていた
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女王(プロフ) - カミサマさん» 応援ありがとうございます。ご期待に添えるようこれからも頑張って更新を続けます！ (2021年6月21日 20時) (
レス) id: c75b1bd3e5 (このIDを非表示/違反報告)
カミサマ(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしています！ (2021年6月21日 20時) (レス) id: 18de018685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クーカー | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mmyu671
作成日時：2021年5月5日 16時
