【銀魂】真選組の死神ちゃん2

「好きな人？いねーよそんなのw」って言ってるヤツこそ実はいる ページ16

奥さんと遥斗は少し話をして、帰ってしまった。

私はあのあと奥さんのなつきさんとも少し話した。
男だらけの真選組で女の私と話せたのが嬉しかったらしく連絡交換もした。


遥斗は帰り際私に笑顔で何度も手を降ってくれたし。


最初の態度とは大違い。


貴「暇潰しのはずだったのになぁ」


寝ころがって漫画を読みながらぽつりと呟く。


実際楽しかった。

だからこそ旦那さんに続き、奥さんや遥斗が殺されないようにしないと…。



沖「…足りねぇ頭で何考えてんでィ、バカA」


貴「はあ！？
私少なくともお前よりは頭いいんですけど！！」


急に話しかけられてビクッとするがイラつくあいつの声に反応してしまい、勢いよく起きる。

つーか、なんで総悟がここにいるの？
ここ私の部屋だよ？


貴「てか、聞いてたの？」


沖「さあ、どうでしょうねィ」


はぐらかしながらいつもの腹黒笑顔で答える。
こいつ…黙ってればイケメンなのに…！


貴「…お前そんなだとモテないよ？」


沖「生憎だがもう本命がいるんでねィ」


貴「はぁぁぁぁ！？
お…おまっ…いつの間に！！」


この……この腹黒ﾄﾞS野郎に好きな人だと！？


沖「ま、誰かは言いやせんけど」


だろうな。
お前なら言わないと思ったよ。


沖「それより、てめぇは自分の心配してなせェ。」


貴「いや、私完全に閉じ込められてるんだけど。」


現在、私は部屋に軟禁状態。
部屋の前には隊士が見張っててトイレもろくに行けない。

勝手に出ていくと土方さんにめちゃくちゃ怒られる。


その土方さんの話によると、
犯人(恐らく蒼月党)を完全に捕まえるもしくは殺すまでこのままらしい。


うん、きつい。
だって犯人が捕まらなかったら私ずっと閉じ込められたままなんだし。


どうするかなぁ。




どうやって抜け出そう。

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