平等“な”死 遥斗side ページ15
貴「だってさ、平等“に”死は訪れても平等“な”死は訪れないわけでしょ？」
どういうことかわからず迷う。
貴「例えば、私が遥斗を本の中で見るよりも〜っと残酷な方法で殺したとしたら死ぬ時遥斗は苦しいよね？」
想像するのは怖かったがそれはそうだ。
死ぬ時は苦しいに決まってる。
貴「でも、殺した私は苦しむことのないまま死ぬかもしれない。
それに、私が何人ひとを殺しても死ぬのは一度だけ。
ね？「ふざけんな」って思うでしょ」
確かにAねーちゃんが言うことは最もだ。
人を一人殺したのなら一回、二人なら二回死ねばいい。
残酷な方法で殺したのなら同じ残酷な方法で死ねばいい。
Aねーちゃんはそういうことを言っている。
少しの沈黙が流れた中、Aねーちゃんが慌て出す。
貴「あ…ごめんごめん！
変なこと言ちゃって…
あ、あくまで私が思ってるだけだから！」
遥「ううん、いいよ。
僕はAねーちゃんと話ができたことが嬉しい」
と僕が笑うとAねーちゃんも笑ってくれた。
貴「あ、言おうか迷ってたんだけど私も人殺してるんだよね……」
「それでもいいの？」と聞くAねーちゃんに僕は「いいよ」と首を縦にふる。
遥「だってAねーちゃんが殺すのは父さんを殺した悪いやつらでしょ？」
と僕が聞くと「もちろん」と頭を撫でてくれた。
Aねーちゃんの手はあったかかった。
＜おまけ＞
〜Aちゃんと遥斗の様子を見ていた隊士達〜
隊1「いいなぁ、あのガキ。」
隊2「俺もA副隊長に手ぇ繋いでもらいてぇよ〜」
隊3「あのガキに場所変わってもらいてぇ」
隊4「俺もガキになったらA副隊長も優しくしてくれんのかなぁ…」
隊5「あっ！副隊長があのガキの頭撫でてる！！」
隊6「ずりぃなぁ〜、ガキってのは」
作「以上、Aちゃん達の様子を見ていた隊士達でしたー」
「好きな人？いねーよそんなのw」って言ってるヤツこそ実はいる→←不思議な人 遥斗side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪乃(プロフ) - 続き待ってます (11月30日 23時) (
レス) @page24 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
日和みぃ(プロフ) - ありがとうございます！最近更新出来てませんが、更新できるようがんばります！ (2019年1月24日 22時) (レス) id: 56e23c94df (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 最近この作品見つけたんですけど、ドツボにはまりました！！！！！次の更新楽しみに待ってます！ (2019年1月23日 18時) (レス) id: 5a9a4380ee (このIDを非表示/違反報告)
日和みぃ - ネタがつきている日々です！ どなたかリクエストください！ (2017年12月16日 13時) (レス) id: 56e23c94df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：日和みぃ | 作成日時：2017年12月7日 22時
