○キジェットは肝心な時に使えないことが多い ページ18
今すぐにでも行きたいけど、やっぱり見張りが邪魔だな。
事情を話しても絶対止められるだろうし。
万事屋の旦那………、
ダメだな…。
絶対止められる。
貴「そう言えば前、総悟に睡眠スプレーもらったな」。
ふと、そんな事を思いだし、押し入れの中をあさる。
探し物はわりとすぐ見つかった。
ゴ○ジェットほどの大きさのスプレー缶。
てか、ちっちゃく『パーティ用です』とか書いてるんだけど。
大丈夫かな。
てか、見張り以外の人にも気を付けないといけない。
どうしよ。変装とかしたほうがいいの？
…まあ、いいや。隊服でも着とこう。
今は時間が惜しい。
はやくなつきさんと遥斗のところに行かなきゃいけないし。
支給されてから一回しか着ていないほぼ新品の隊服をタンスの中から引っ張り出す。
貴「あった」
さっきまで着ていた着物をさっさと脱ぎ、隊長クラスの隊服を着る。
少なくとも隊服だったらばれないだろう。
ま、私身長があんまりないからバレるかもしれないけど。
その時はその時。
携帯を左手でぐっと握りしめ、右手にスプレー缶を持つ。
刀の調子もばっちり。
土方さんとかいたらヤバイな、なんて思いつつ静かに縁側の方の襖を少し開ける。
…よかったぁ。
土方さんはいないっぽい。
それどころか、見張りの隊士以外誰もいない。
でも会議があるとか土方さんが言ってたはず。
逆に好都合。
誰もいないなら脱出なんて簡単。
見張りは二人の平隊士。
余裕で行ける。
大きく深呼吸をし、顔が出るぐらいに襖を開ける。
貴「ねぇ、ちょっと話があるんだけど」
私がそういうと見張りの隊士は困ったように顔を見合わせる。
隊2「どうかしたんですか？」
貴「大丈夫、大丈夫。
時間はそんなにとらせないから。
ちょっと来て」
手招きをしながらにこりと笑うと納得してくれたようで、二人は私の部屋へと入る。
貴「ありがとー
そんで、おやすみ」
隊1「えっ！？」
プシューと音を立ててスプレーの煙が充満する。
何も警戒してなかった見張りはドサッと倒れる。
もちろん、私は煙を吸わないように口元をハンカチで押さえてる。
…缶自体は小さいのに、以外と中身入ってんな。
数分後二人が完全に動かなくなったことを確認し、外へ出る。
はやく、あの二人のところに行かなきゃ。
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雪乃(プロフ) - 続き待ってます (11月30日 23時) (
レス) @page24 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
日和みぃ(プロフ) - ありがとうございます！最近更新出来てませんが、更新できるようがんばります！ (2019年1月24日 22時) (レス) id: 56e23c94df (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 最近この作品見つけたんですけど、ドツボにはまりました！！！！！次の更新楽しみに待ってます！ (2019年1月23日 18時) (レス) id: 5a9a4380ee (このIDを非表示/違反報告)
日和みぃ - ネタがつきている日々です！ どなたかリクエストください！ (2017年12月16日 13時) (レス) id: 56e23c94df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日和みぃ | 作成日時：2017年12月7日 22時
