うぇすと幼稚園の連絡ノート

＊ ページ21

智「ごちそうさま! おかん、ワンちゃんとお風呂入っていい? 」


『それはアカン笑 おとんと入ってきて?』


智「はーい」




渋々主人と智洋はお風呂に。



お皿を洗っていると望とワンちゃんに動きが…!!



なんと、望は恐る恐る犬に近寄って行きました。


そして、意を決したように仁王立ちしてワンちゃんにこう言い放ちました。




望「わんたんっ! ともはのんのやから、とっちゃめ!!」


言葉は強気やけどめちゃくちゃへっぴり腰 笑

ワンちゃんも分かるはずもなく、心做しかワンちゃんの顔が困り顔に見えてきました笑


けど、ビビりながらも大好きなお兄ちゃんを取り返そうとしている姿はとっても可愛いかったです。



すると、ワンちゃんが動き出し…



望「…!!」


なんとワンちゃんが望の顔をベロベロ舐めだしました笑


望泣き出すかな…とキッチンを出て近くに寄ると


望「…えへへ笑 わんたん、こしょばい〜」


ベロベロ顔を舐められてるのに何故か嬉しそうな望


『のんちゃん、怖くないん?』


望「んーん! のん、わんたんしゅきーーっ!!」


『…単純だなぁ笑』



あんなにビビったうえにライバル視してたのに顔舐められただけで仲良くなっちゃった望とワンちゃん。




残りの2日間は智洋と望とワンちゃん2人と1匹で仲良く過ごせました。


最終日はと言うと…


望「やぁぁｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ泣」

引くほど号泣の望笑


智洋も寂しがっていましたが、望の泣きっぷりにびっくりして涙が引っ込んでしまった様子でした笑


『のんちゃん、ワンちゃんもオカンのとこ帰りたいんやって』


望「わんたんｯ! やぁあの泣」


『のんちゃん…苦笑』


友達「よかったね、可愛がってもらえて。のんちゃん、また連れてくるから」

望「ゔぅぅ…」

『ほら、2人ともワンちゃんにバイバイはしな?』


智「ん…ワンちゃん、またね。」(ｷﾞｭｯ)


望「ゔぅ…わんたん、またね…」(ｷﾞｭー)


望の可愛いライバルは2人の顔をベロベロ舐めて友人宅に帰っていきました笑



今回の勝者は間違いなくワンちゃんでしたね笑


END

幸せな食卓(大毅くん)→←可愛いライバル(望くん)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す