逃走16 ページ19
「____、ぃ、おーいA起きろー」
「…ほぁ？えっ、もう着いたんですか！？」
「おう、今日はすぐ寝な」
「あ、はい、すみません！」
縁下さんに肩をゆすられ、目を覚ますとそこには見慣れた景色が広がっていた。
夢を見る暇もなく熟睡してしまった。
そして、どんどんはっきりしてくる頭で今日の試合を思い出す。
わらわらと集まり、烏養さんと先生の話を聞いて、素早く解散した。
「青葉城西…やな、明日」
「…絶対勝つ」
隣で、飛雄がつよく拳を握りしめているのが分かった。
シワの寄っている眉間に、軽くデコピンをかます。
少し、彼が危うく見えたから。
「…見失ったらあかんで、飛雄。及川さんに勝つんじゃなくて、青葉城西に勝つんやからな」
「…そんなのわかってる」
「…そ、じゃあええわ。…明日もそこに持って行くからな」
鋭いけれど、強い瞳を見て。
ああ、大丈夫だなと思った。
そして額を指差して、笑った。
「なんかAくんが言うと心強いね！」
仁花が可愛らしく笑う。
真っ向にキラキラとした笑顔を向けられて、そう言うので、どうしようもなくむず痒くなって。
それと同時に、嬉しくてたまらなかった。
「妖精って聞いたらか弱そうだけどね」
「男なのに妖精ってA的にどうなの？」
「蛍に言われたくないわ。…忠、それはもう今更突っ込んでもどうにもならへんわ…。…正味嫌や」
こんな時間が、ずっとずっと続きますように。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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ことり(プロフ) - 美咲さん» はい！ありがとうございます！ (2016年6月7日 19時) (
レス) id: 805f2a831a (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - ことりさん» いえいえ(*^▽^*) これからも頑張ってください！Ｏ(≧∇≦)Ｏ (2016年6月7日 18時) (レス) id: 85a429a429 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - すみません！これを書いた時は3セットマッチだと勘違いしておりまして…ご指摘ありがとうございます、そして申し訳ありません… (2016年6月6日 22時) (レス) id: 805f2a831a (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 白鳥沢戦の最終セットが五セット目ならば点数は15点マッチですよ！もし3セット目ならば五セット目までありますよ！ (2016年6月6日 22時) (レス) id: 85a429a429 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - ムギさん» 及川さんたちの心情を上手く表現できていたか心配でしたが、よかったです！時々更新できてなくてすみません。今からします！ (2015年1月26日 21時) (レス) id: 16a917a74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2015年1月9日 23時
