blood 5 ページ7
頭痛によって目が覚めた。
え、なにここどこ。
窓がひとつしかない暗い部屋。
私一人で寝るにはでかすぎるベッドに寝かされていた。
体を起こす少しだけふらっとした。
貧血か、そうだ吸われちゃったんだ。
「あ、起きた?」
突然聞こえた声の方ににばっと目線を向ける。
そらる「ごめん、驚かせたね」
貴方「一ノ瀬先輩、」
じゃあここは先輩の部屋?
そらる「ちょっと聞きたいことがあってさ」
貴方「なんですか?」
そらる「君、俺と契約してくれない?」
貴方「はい?」
何を言われたのか理解ができず聞き返してしまった。
そらる「そっか、まず説明からだね」
.
.
.
まとめると。
私がLuscious blood?っていうのの持ち主である確率が高いと。
そのLuscious bloodの持ち主と吸血鬼には永遠の契りという契約があって、その契りを交わすと吸血鬼はLuscious bloodの血に縛られる。
第一契約は、キス。
第二契約は、吸血。
第三契約は、誓い。
Luscious bloodの血がまだ覚醒していない状態での契りは無効になる、私はまだその覚醒がしていないと。
貴方「なんか、難しいですね」
他人事みたいに考えてしまう。
そらる「まぁ非現実的な話だしね、それに俺達吸血鬼も伝説みたいに扱われてきたけどこうやって実在してる。
その契りもおとぎ話かもしれないけど、ほんとの事なんだ。」
真っ直ぐな目を向けられて言葉に詰まる。
そんな私を見かけて、ゆっくり考えるといいよと言ってくれ私は一ノ瀬先輩の部屋から出た。
特別科の寮に入るのは初めてじゃないし、帰れるよね。
Luscious blood、だっけ。
そんな話聞いたこと無かった。
学園長から吸血鬼の話は色々聞くけど、その話だけは聞き覚えなかったのが不思議。
学園長は知ってたの、かな。
考え事をしていて前を気にしていなかったから、思わず躓いてしまった。
あ、やばい。
どさっと誰かに抱き止められる。
一ノ瀬先輩かと思い顔をあげると、そこには黒崎光がいた。
luz「危なっかしいなぁ、Aは」
貴方「す、すいません」
苦手だな、この人。
何でも見透かされてるみたいな目が。
luz「あれ、噛まれたの?」
首に残っていた牙の後をなぞられる。
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雨宮 - とてもおもしろかったです‼とても続きが気になりました。更新楽しみに待っています‼まだあまり出てきていないメンバーの吸血シーンとデートシーン見たいです!! (2023年3月13日 3時) (レス) @page27 id: 5ddbb494ea (このIDを非表示/違反報告)
Haoto(プロフ) - これで終わりですか…?めっちゃ気になるーーーーー!!!!w (2021年8月13日 3時) (レス) id: e9d14425e3 (このIDを非表示/違反報告)
パピコ - 歌い手さんかっこよかったです!お話も面白くてよかったです! (2020年12月6日 8時) (レス) id: f5ab299a43 (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ヴァンパイア騎士も歌い手も大好きなのでこの話すっごく面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月19日 9時) (レス) id: b9a9b00cb2 (このIDを非表示/違反報告)
めう - ヴァンパイア騎士丸パクリみたいで読む気失せました。 (2020年1月4日 4時) (レス) id: 5584426aeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るな | 作成日時:2018年1月3日 16時