blood 16 ページ19
じりじりと追い詰めてくる。
坂田「ははっ、そんな怯えんといてよ」
怯えるなといつ割には、楽しそうに距離詰めてくるのは何なんですかね。
貴方「何する気ですか、」
坂田「何って、うーん、何やろ？」
貴方「はい？」
え、この人アホなの？
それ私に聞いてどうすんねん(口調移った)
あ！となにか閃いたように手をぽんと叩く。
坂田「契約？」
一瞬にして保健室の空気が変わった。
これは、まずいかも。
後ろにある窓の鍵をバレないように開けて、ゆっくり視線を外す。
今だ！
ばっと窓から飛び降りた。
坂田「えぇ！？ちょっ危ないって！！」
気にしない気にしない。
2階から飛び降りたぐらいで怪我するようにはできてないですよ、先輩。
ばっと着地すると、上から拍手と「おお！」という声が聞こえた。
うん、やっぱりアホだな。
貴方「このまま自室に帰れれば！」
曲がり角を勢い良く曲がると、誰かにぶつかった衝撃で尻餅をついてしまった。
「自分からぶつかってくるなんて、積極的だね？」
視界が捕らえたのは白。
貴方「相川、真冬先輩」
にこりと向けられる先輩の笑顔には、いつもの可愛さは無かった。
まふ「第一契約、知ってる？」
ぐいっと手首を引っ張られて、相川先輩の腕の中に閉じ込められる。
まふ「キス、しちゃおっか」
貴方「やっ、」
力強い、
唇が近づいてくる。
あと数cm。
ぎゅっと目を瞑った。
でも、唇に何の感覚もない。
目を開けると、相川先輩は驚いた顔をしていた。
なに、え。
貴方「光って、る」
ロザリオが赤く光を放っていた。
私を守るように強く。
まふ「そんな、この光は」
眩しそうに目を細める。
チャンス！
隙を見て走り出した。
貴方「はぁっ、はぁ」
ドアに手をついて息を整える。
自室に入って、ベッドに寝転ぶ。
疲れた……。
貴方「何だったんだろ、」
あの光。
体の気だるさから眠くなってきた。
だめ、まだ調べたいことが。
そこで意識は切れた。
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雨宮 - とてもおもしろかったです‼とても続きが気になりました。更新楽しみに待っています‼まだあまり出てきていないメンバーの吸血シーンとデートシーン見たいです！！ (2023年3月13日 3時) (
レス) @page27 id: 5ddbb494ea (このIDを非表示/違反報告)
Haoto(プロフ) - これで終わりですか…？めっちゃ気になるーーーーー！！！！ｗ (2021年8月13日 3時) (レス) id: e9d14425e3 (このIDを非表示/違反報告)
パピコ - 歌い手さんかっこよかったです！お話も面白くてよかったです！ (2020年12月6日 8時) (レス) id: f5ab299a43 (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ヴァンパイア騎士も歌い手も大好きなのでこの話すっごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年3月19日 9時) (レス) id: b9a9b00cb2 (このIDを非表示/違反報告)
めう - ヴァンパイア騎士丸パクリみたいで読む気失せました。 (2020年1月4日 4時) (レス) id: 5584426aeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るな | 作成日時：2018年1月3日 16時
