検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:656 hit

. ページ4

。。。









「痛いよ…お兄さん」








栗毛色の髪の子に剣で首を狙われる。



僕は武器なんか持ったことないけど、マイクを使うたびに侵食されていく体が嫌で、



体術をしていたから、多少は避けれるよ…。












「…コイツは俺の獲物でィ…何やってんだよ…」ギロッ




「お兄さんもその服…ここは黒装束の人しかいないの?」






「何言ってんでィ、ここは屯所ですぜィ」









屯所…新撰組…の?









「それで言うとお兄さんは沖田総司とか言うの?」



「俺は沖田総悟でさァ」









んふふッ…ふふふ…面白いなァここの人達。



きっと僕と同じで歴史が好きなんだなァ…でもまァ、武器は卑怯だよね…それに、これは立派な


ユーカイ、だよね?







なら僕がやってる事は、立派な自己防衛。











「…お兄さんも寝ててよ、うるさい。僕、こんな所に誘拐されて、ちょっと怒ってるんだから」



「ほォ、アンタは男でしたかィ」



「…僕は男でも女でもないよ。人間じゃないもん、性別なんかない」




「…天人か」ボソッ











お兄さんの元に気配を殺して近づき、トンッと胸板を押す。




「ッ…?!」ゴシャァァァァァァァァ










「じゃあね、お兄さん達。楽しかったよ」







屯所と言われた建物を後にする。



本当に何処だろう、歌舞伎町、じゃないよね此処…。






まァ、信用はしてなかったけど。















「ん?お主、何処かで会ったことあるか?」




「…誰ですか?」










また知らないお兄さん…何でみんな和服なんだろう…。


今日はハロウィンじゃないのに…みんなったら間違えてるのかな?








「会ったことないよ、お兄さんは?僕に似た人に会ったことあるの?」




「あァ、こう言うことが最近は良くあるんだ、気にしないでくれ」





「そっか、また何処かで会えたらいいね、その時はさっきみたいに話しかけてね」




「あァ、では、すまなかったな」









お兄さんと別れて町並みを散策する。



映画村…ではないな…でも東京ではなさそう……ヨコハマに帰りたい、帰りたくない…










「僕の病気も、此処なら治るのかな…」










と、目の前に一際目立つお兄さんを発見した。


って…気付かなかった、みんな剣差してる…さっきのお兄さんも…









木刀ならセーフなのかな…。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←その男、二重人格



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Knights | 作成日時:2019年11月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。