黒猫と赤豹 【千切豹馬】【ブルーロック】

二十二匹 ページ26

今軽く私を売った気がしなくもないが許そう


てか、私そんな料理上手くないよ


と否定する間も無く


鋏音「おぉ、いいぜー

他の奴ら組み終わって余るだろうし

廻稀達って料理上手そうだし安心できるわ！」


ニッコニコの笑顔で返事をしてくれた


眩しいね


と、良かったねと琥珀と軽くきゃっきゃしてると


千切「なぁ、俺も良いか？」


となんとも珍しい声が聞こえた


鋏音「おぉー豹馬！

お前もこの班入るか？！」


えっ、千切君入るの…？


そしたら女子からの視線が痛い気がしなくも無いんだけど…


琥珀「ﾝｯ！」


おわっ琥珀が変な声出した


そして琥珀からの目線も痛くなって来た…


すっごいキラキラした目で見られるんだけど


琥珀「A！千切君も良いよね？ね？」ｺｿｯ


なんで琥珀がこんなうきうきなんだ？


「良いけど？」


千切「よっし、

正直困ってたんだよな、顔面狙いで声かけてくる奴ばっかだし男子も下手くそばっかで信用ならなかったんだよ

居月達と組めてほんとラッキーだわ

ありがとな」



へー、そうだったんだ


流石モテる人は違うね…


ちょっと…

ほんのちょっとだけ羨ましいと思ったのは内緒



「じゃ、5校時家庭科だしそこで集まって材料とか作るもの決めよ」


琥珀「うん…またね！

鋏音君！千切君！」


鋏音「おうまたなー！廻稀！居月」


千切「おう」


昼休みも終わり5校時


今回の家庭科は調理室で器具の確認と何を作るかのレポート作り


班は自分たちが決めた班で席は適当に振り分けられる



そしてまさかの一番前だった…


調理だし先生もいろんな班回るから良いけど何かと言われる位置になったのは悔しい…


鋏音「一番前の席になったのはちょっと残念だな(笑)

どうせなら後ろが良いよな！

な？廻稀！」


あ、察しの通り琥珀は鋏音君の横でございます

そして必然的に千切君が私の横

初めましてじゃないけどそこまで仲良いわけでもないからちょーっと気まずい

いやまぁ、そんなことどうでも良いんだけど

問題の琥珀は



琥珀「ぁ…うん、後ろの方が良いよね！

小林先生(家庭科の女性先生)に文句言われないようにしないと！」



なんて〜


マジ乙女だな


我ながらマジクソ可愛いぞこの女(親友)

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