第11話原作突入2 ページ16
＊
来良学園は、南池袋にある共学の私立高校だ。
敷地面積はそれほど広くないものの、限られた面積を最大限に利用したその造りは、在学生に決して狭さを感じさせる事はない。池袋駅から近いという事もあり、東京近郊の人間にとっては在宅で通える高校として近年人気が高まり始めている。偏差値と共に入学の難度も緩やかに上昇傾向にある。
「�犧―茘瓩�…」
そして、その来良学園の正門の前に立つ少年が１人。その髪色には似合わない、きちんとした来良学園の制服を着込み、彼は呟いた。
────────
入学式はあっけないほど簡単に終わり、クラスに別れて簡単なHRを行った。
「…中山
その中、少年…中山拓志は、その目立つ髪色で一際目立ったのは言うまでもない。
帝人「
「……。」
____竜ヶ峰帝人
一見、平凡な男子高校生に見える…が、彼がこれから非日常の生活に引きずり込まれることは間違いない。
杏里「園原杏里です」
___園原杏里
消え入りそうな声だったものの、透き通る響きが印象に残った。此方も、彼と同様、平凡で、清楚正しい女子高生オーラを醸し出しているが。
彼女が体内に潜めている妖刀『
杏里「……」
そして、張間美香が、欠席者だということを告げられた瞬間、園原杏里が不安そうに空席の方を向いた。
────────
ほぼ同時刻、別クラスにて。
『有川
女子にしては少し低い声で、有川梨恋は、自己紹介をした。こちらは、一際どころかかなり目立っていた。
無理はない。何故なら彼女は、その変わった髪色をしているだけでは無く____
来良学園の、制服(男子)を着ていたのだから。
その為
「何?おナベ!?」
「男装?!」
と、囁く者も少なくは無かった。
『………』
有川梨恋は、囁く声は勿論、自身に向けた、好奇の視線に気づいていた。
だからといって、彼女はあからさまに嫌な顔をする訳でもなく、蔑んだ目をする訳でもなく___
『……』
彼女の目は何処か決心したように、まっすぐだった。
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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます！これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (
レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました！小説も面白いし素晴らしいです！これからも頑張ってください！ (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ？知らなかったんですか？ (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだｗ初耳ぃ！ｗ (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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