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*
幽李を除く女子達が混乱する一方、臨也の後ろにいた帝人は恐怖にとらわれていた。
なぜなら、臨也が背中に回している左手には__一本の鋭いナイフが握り込まれていたのだから。問題なのは帝人がずっと臨也の動向に注目していたのにも関わらず、何処からナイフを出したのか。そして、いつ女子のバックの紐を斬ったのか。
それすら、認識することができなかったのだ。
臨也はその折りたたみ式ナイフを器用に畳むと、背中を手に回したまま、己のスーツの袖にしまいこんだ。全て片手だけの動作であり、帝人の目にはまるで何かの手品を見せられているような感覚だった。
臨也はニコニコと笑いながら、そのバックの中から携帯電話を取り出す。
臨也「だから、女の子の携帯を踏み潰す事を新しい趣味にするよ」
その瞬間、臨也は女の携帯電話を宙に解き放った。
__カシャン
軽い金属音が響き、シールがベタベタと張られた携帯電話が転がる。
「あっ、てめ……」
女が慌てて拾おうと手を伸ばそうとした_____途端、その指先を
「あぁーッ!」
そう叫ぶ女の悲鳴を気にせず、そのまま何度も何度も右足を踏み下ろす。その度、足の裏からは割れたプラスチックの欠片がはみ出し、スナック菓子を噛み砕くような音が響いている。
臨也「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
それは機械の様に、同じ場所に足が踏み下ろされ続ける。そして、やはり機械の様に同じ調子の笑い声を漏らし続けた。
(やはり、この人、狂っている……)
あい変わらず無表情であるものの、彼女……幽李は、改めてそう思ったのだった。
そして、携帯を踏み潰された女は放心したまま、他の女子二人に引きずられるようにして大通りへと逃げて行った。
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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます!これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました!小説も面白いし素晴らしいです!これからも頑張ってください! (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ?知らなかったんですか? (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだw初耳ぃ!w (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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