第15話異次元移動者二人 ページ24
＊
_______さて、少し時間を戻して。
《1-B》
時刻は昼過ぎ。教室には、もうすっかり打ち解けた少年少女の姿があった。
紀田「梨恋、これから暇?」
『…えっ、それは放課後デートというやつですか』
紀田「ブッブー、残念〜
多分、俺とのラブロマンスな展開を期待してたんだろうけど、違いまーす」
いたずらっぽく、両手でばってんマークを作る正臣。
彼女の、余り怒らない性分もあるが、彼…正臣のおどけた行動1つ1つから、悪気はないということが伝わってくる。
そして、彼の話に寄れば、他にも行く人が居るらしく、『餓鬼の頃からの知り合い』なんだとか。
紀田「昨日、
『………』
恐らく、竜ヶ峰帝人の事だろう。
原作を読んできているからこそ、速攻で分かった。
紀田「…で、どうする?行きたくなった??」
『ごめん、今日は行けないかな。』
紀田「梨恋…お前…そんなに俺と二人きりで行きたかったのか…くっ…!モテる男は辛いぜ…!!」
いや違うけど…と、梨恋は心の中で突っ込んだ。敢えて反論の言葉を口に出さなかったのは、不信感を与えない為である。
それに、彼女の中で彼…紀田正臣は、言っちゃ悪いが、ナンパ癖が玉に瑕のチャラ男で通っている。
けれど、決める時にはきっちり決めるし、顔も整っているから、イケメンの部類に入ってもいいんではないだろうか…とも、考えている。
そもそも、彼女には紀田正臣の誘いを断ったのには理由があった。
一つは、正臣と、その友人…帝人の水入らずの時間を邪魔してはいけないと思った為。
そして、もう一つは、折原臨也との接触を避ける為である。
(確か、原作だと
情報収集に優れている彼に、自身の情報を掴まれてはいけない。
何故なら、彼…折原臨也は、現在彼女が同居している(同棲とも言える)彼…平和島静雄がこの世で最も嫌っていて…そして、殺したいと思っている相手なのだから…。
(…できれば、関わりたくないんだよなぁ。)
そのことが、ほぼ不可能だと分かっている上で、彼女は願うのだった…
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ユキ(プロフ) - エレインさん» ありがとうございます！これからもがんばります。 (2016年8月22日 15時) (
レス) id: 2b716bd248 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - とっても可愛らしいイラストで感動しました！小説も面白いし素晴らしいです！これからも頑張ってください！ (2016年8月22日 11時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» あれ？知らなかったんですか？ (2016年5月15日 4時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
あおがみ(プロフ) - 鈴村ってお人よしだったんだｗ初耳ぃ！ｗ (2016年5月15日 1時) (レス) id: d3ead911d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - あおがみさん» それが鈴村さんと言う男ですよ、鈴村さん (2016年5月3日 22時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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