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前回に引き続きヒュニンside
俺らの固い空気が重くのしかかったまま、撮影が終わった。ジュハは相変わらず、撮影が終わるとすぐにスタジオからいなくなってしまった。声をかける暇なんてない。
『ジュハ…本気で怒ってますよね…』
｢あいつ、なんかあったのかな…｣
テヒョンイヒョンの隣でぼそっと呟くとテヒョンイヒョンもジュハのピリピリとした空気に首を傾げた。誰もジュハの事情なんか知らない。ジュハが語ろうとしないからだ。いつもはさりげなく甘えて、ジュハの事情を知った上でヒョンたちでいっぱい甘やかそうって話になるのに。
今は近づいただけで睨まれる。ジュハは口を固く閉じて何も話そうとしない。
宿舎に戻ってもジュハが口を開くことは無かった。食事だって勝手に外で食べてくるし、帰ってきてからもシャワーを浴びたらすぐに自分の部屋へと籠る。
『ジュハ…俺だったら話聞くよ…？』
何度もドアをノックしてもジュハからの返事はない。
『ジュハ、俺だよ。ヒュニンだよ。同じマンネ組として話聞かせてよ。俺らでいっぱい辛いこと乗り越えたじゃん…！』
強めにドアを拳で叩くと、漸くジュハは扉を少し開けて顔を出した。その顔はすごく青白くて、体調が悪そうに見えた。
『ジュハ…！？』
｢うるさい。もう俺のことは気にしなくていいから｣
ジュハはそれだけ言うとまた扉を閉めた。
なんだったんだ、あの顔は。今までに見た事のない青白さと眉間にシワがよった表情だった。すごくキツそうな顔だった。ジュハは気にするなと言ったけど、あの顔を見たら尚更気にしてしまう。
これはヒョンたちに言うべきか…でも、言ったらヒョンたちはもっとジュハのことを心配して、無理にでも部屋から出そうとする。そうすれば、ジュハは俺のことを憎んで、少し刻まれた溝がもっともっと深くなっていくんじゃないかって不安になる。
俺はどうすればいいんだとジュハの部屋の前で立ち往生している時にヨンジュニヒョンがやってきた。
｢あ、ヒュニンア、どうしたの？｣
『ヒョン……ジュハに声かけてみたんですけど、やっぱりなかなか応えてくれなくて…』
｢やっぱり…………｣
咄嗟にヨンジュニヒョンに嘘をつくと、ヨンジュニヒョンは考え込むような素振りを見せると、俺に向き合ってこう言った。
｢じゃあ…今日はヒュニンアが一緒にジュハと寝る？どうしても今のままだとジュハと気まずくて…｣
『！！』
絶好のチャンス、かもしれない。
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さ(プロフ) - ネオカル登場嬉しいです（ ; ; ） (2022年3月14日 10時) (
レス) @page42 id: 6ed2f3dd28 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツバター(プロフ) - toriさん» ありがとうございます😭💗だんだんジュハの性格がツンデレからツンデレデレになってきててどうしようかと思っていたのですが、ご愛嬌ということで😂これからもジュハを宜しくお願いします！ (2022年2月14日 15時) (レス) id: 80bc605334 (このIDを非表示/違反報告)
tori(プロフ) - こんにちは、いつも楽しく作品を拝見させていただいております！今回のヨンジュンさんとのお話本当可愛くてはじめてコメントさせていただきだきました🥺お忙しい中いつも素敵なお話をありがとうございます😭これからも楽しみにしております！ (2022年2月14日 13時) (レス) @page38 id: ccee17646a (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツバター(プロフ) - cookyさん» 貴重なご意見、ありがとうございます。Twitterのみでのパスワード公開となると見れない方がかなりいらっしゃるのではないかなと思い、踏みとどまっていましたが…やっぱりそうですよね…。鍵をかけることに重点を置きながら、再度検討しようと思います。 (2022年1月16日 19時) (レス) id: 80bc605334 (このIDを非表示/違反報告)
cooky(プロフ) - 鍵をかけての更新に賛成です。取り締まりも厳しくなってきているので、この作品もそういった目につかないようにした方が良いと思います。一個人の意見として、お聞きいただけますと嬉しいです。更新楽しみにしております。 (2022年1月16日 18時) (レス) @page38 id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーナッツバター | 作成日時：2021年7月26日 18時
