惚れ魔した！(名前)ちゃん！2！！【魔入間】 (ページ37)

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ケロリ｢あの、なんでわかったんですか？私がクロケル・ケロリ。同級生だって。｣

入間｢えっと、手が。｣

ケロリ｢手ぇ？｣

入間｢前々から不思議だなって思ってたんです。アブノーマルクラスに、なんであんなに大人しそうな子がいるんだろうって。｣

入間｢そしたら、いつも親指を包むみたいに握ってて、変わってるなって、その手が、ステージでも一緒だったから。もしかしたらって、あとは、氷とか、手帳の予定とか、メガネなどが、、、決定打ですけど、、、｣

A｢僕は、普通に似てるなーって思ってて、、、手帳見たらまあ、確信したよね。｣

ケロリちゃんはその場でヘナヘナと座り込んだ。

入間｢あ、あの、僕、あなたが羨ましくて！、、、すごいと思うんです！全然目立ってなくて！｣

A｢入間くん？それ地雷じゃ、、、｣

あれ？静止したよ？僕。まだ話すつもり、、、？

入間｢いるんだけど、いないって言うか、気配の消し方がプロっていうか、僕、うっかり目立っちゃうことが多くて、、、僕も！あなたみたいに！全く目立たない存在になりたいんです！！｣

A｢お前もう喋るな！！地雷だよ！！4発くらいワンツーステップで踏んでるよ！！！｣

入間｢へ？地雷？うわあっ！？｣

僕は入間くんの口をガっと抑えて後ろに倒した。

A｢それぐらい察せよ、、、｣

ケロリ｢、、、うっかり、ですって？目立ちたくないのに目立ってしまう？｣

ケロリちゃんの顔がだんだん赤くなっていく。
顔色も悪い。

ケロリ｢なら、努力して目立ってる私は、、、！あなたのうっかりに負けてるの、、、？｣

A｢まずい！これ以上は、、、！｣

ケロリ｢そんなの、、、そんなの！！絶対！！！認めない！！！！わわわわわ！私は一体なんなんですか！？！？こんなのって、、、ないっ！！｣

入間｢おおおお、落ち着いて！！｣

A｢君のせいだからこうなってんだよ！落ち着くも何もあるか！気づけ！ばか入間！！｣

入間｢あいたっ！｣

僕はそのどんくさい頭に1発ゲンコツした。

ケロリ｢私は、、、！！あなたなんかに、、、、まけ、な、、、｣

A｢おっと、危ない！、、すごい熱だ。誰か！！入間！手伝え！｣

入間くんは肩をビクつかせて返事をする。

入間｢は、はい！｣

今の僕の顔は、多分すごく怖かったと思う。

だって、その証拠に入間くんの目の奥に、少しだけ怯えが見える。

当然だよね。僕、ホントに怒ると、

目から、黒い、何かが出てくるんだもんね。

そりゃ、怖いよね。