惚れ魔した！(名前)ちゃん！2！！【魔入間】 (ページ36)

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すると、くろむちゃん、いや、ケロリちゃんはハッとして、鏡の方へ猛ダッシュして何かを取ったあと鏡に顔面ダイブした

ケロリ｢い、入間くん、お茶でもいかが？｣

ケロリちゃんは肩で呼吸しながら言った。

当然、名前を教えていない入間くんは動揺し、
｢え、なんで僕の名前を、、、？｣
と言っていた。

それに反応したケロリちゃんは体をビクッと跳ねさせてこちらを向いた。

ケロリ｢イルベルト・フォン・マルクンドゥッフ茶！略してイルマ茶はいかが！？｣

入間｢いる、え？あ、じゃあ、僕がお茶入れましょうか？｣

ケロリ｢大丈夫！自分でやるから！｣

と言ってケロリちゃんはまたもや猛ダッシュで突っ込んで行った。

入間くんが駆け寄ろうとすると、
ケロリちゃんは来ないで！とばかり言う。

そして入間くんに来て欲しくないケロリちゃんはものすごい速さで距離をとるものだから、部屋の中はぐちゃぐちゃに、、、

A｢おっと！危ない。ジュースがこぼれるところだった。安全な場所に避難させとこ、、、｣

もはやカオスであった。

〜しばらくして〜

入間｢はあ、はあ、、、あのっ、僕、もう帰りますね〜。｣

ケロリ｢え、えぇ。｣

ケロリちゃんは入間くんに帰って欲しかったのか安堵したような顔だった。

入間くんと僕はドアを開けて外に出る。

入間｢じゃあ、また学校で！｣

A｢ばいばい！ケロ、くろむちゃん！｣

ケロリ｢うん！またね〜。｣

僕らはパタンとドアを閉める。が、
ケロリちゃんは入間くんのアホ毛と、僕の花を鷲掴みして
｢待ちなさいよ、、、、｣
と、言った。

そのまま僕らは控え室に連れ戻された。

入間くんは氷漬けに、

僕は氷漬けが効かないので、床に正座させられた。

ケロリ｢うう、、、信じられない、ここまで頑張ってきたのに、、、こんなにあっさり、、、正体がバレたら大騒ぎになって、一気にイメージダウン、、、！でも、、、逃げたら困るし、、、｣

A｢入間くんと僕は逃げないよ。｣

ケロリ｢へ？｣

A｢人が嫌がることは絶対にやらないんだ。入間くん。｣

A｢僕も、人が嫌がることは絶対にしないよ。現にほら、僕はロープでぐるぐる巻きにもされてないのに逃げないよ。だから、氷を溶かしても大丈夫。｣

僕はケロリちゃんに優しい声で言った。

するとケロリちゃんはわかってくれたのか、入間くんの氷を溶かして毛布を与えた。