惚れ魔した！(名前)ちゃん！2！！【魔入間】 (ページ26)

今日:9 hit、昨日:20 hit、合計:6,113 hit

63 ページ26

バラムside

A｢あはは、、、なんか、嵐みたいだったね。｣

バラム｢ね。｣

二人の間に気まずい空気が流れる。

、、、僕はこの気持ちがなんなのか知ってるよ。

僕は、君に恋をしてるんだ。

持ってはいけない気持ちだって分かってる。

でも君が好きで仕方ないんだ。

もうずっと、気がつくと君のことだけ考えてる。

その度に、胸が高鳴るんだ。

君が抱きついて来たりすると、

可愛くて、

愛おしくて、

この気持ちを誰かに相談しないと、そのうち自分で君にポロッと言っちゃいそうだから、

カルエゴくんに相談したんだ。

カルエゴくんは、最初反対してたけど、

でも、話す度にカルエゴくんは、ちょっとずつ理解してくれて、最終的には賛成してくれた。

でも、告白する勇気がなくて、、、

君は僕のこと、家族って思ってるに違いない。

どうせ伝わらないのなら、

言ってしまおう。

そう思ったけど、

君が先に言ってしまいそうだった。

先を越されたくないな。

だから、僕の愛で、口を塞いだ。

しばらくして、僕は口を離した。

バラム｢、、、僕は、君が振りまく笑顔を見る度、その顔が、頭から離れなくて、気がついたら、君のことだけ考えてて、、、好きだって、わかったんだ。、、、、こんな、僕でいいなら、お付き合い、して、欲しい、、、｣

いざ、告白してみると、緊張するもので、

僕の声はだんだん小さくなった。

それでも、この声は君に届いたみたいだ。

A｢、、、もちろん、だよ。バラム！｣

君は、笑い泣きしながら、そっと、僕に抱きついた。

バラム｢よかっ、たぁ、、、もう、どうなることかと、、、心臓バクバク言ってる、、、｣

僕は緊張の糸がほぐれたみたいで、心臓の音がうるさいほど聞こえた。

A｢ほんとだ。心臓の音、よくわかる。｣

バラム｢もうっ恥ずかしいから、聞かないで！｣

A｢ふふっ、ごめんって。｣

君が、僕から離れた。

そして、手を差し出した。

A｢デート、いこ？｣

バラム｢、、、行こうか。｣

その言葉に僕は顔を真っ赤にした。

でもちょっと悔しかったので、仕返しをすることにした。

バラム｢、、、知ってる？鳥って、ペアになった相手を、ずっと、一生愛するんだよ。、、、だからね、、、｣

僕は触れるだけのキスをした。

少し長くした。

そして口を離した。

バラム｢君が、嫌って言うくらい愛してあげるね。｣

僕ははそう言って、笑った。

今度は君がゆでダコみたいに顔を赤くした。

仕返し成功だね。

僕らは、部屋を後にした。