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キリヲ先輩の口の血を拭いて、横に寝かせた後、僕はパタパタとうちわを先輩に仰いだ。

A「体弱いんですから、ゆっくりしてください。」

キリヲ「アハハ、、、うちわまで仰いでもらって、ホンマにありがとうございます。でも、ランクがテトの相手に後輩と言えど敬語を外すのは気が引けます。」

頬をかきながら先輩は言った。

A「そうですか、、、」

入間くんと僕は、しばらくうちわを先輩に仰いでいた。

キリヲ「ええ風や〜。」

キリヲ先輩はだいぶ回復した様子だった。

すると、入間くんは周りをキョロキョロと見始めた。

キリヲ「ごちゃごちゃしとるやろ?良かったら見てってや。」

入間「あ、ありがとうございます。」

キリヲ「A様もどうぞ〜。」

A「ありがとうございます。」

入間くんは部屋の中を見始めた。

入間くんが最初に手に取ったのは、雫の模様が入っている壺だった。

キリヲ「知ってると思うけど、魔具は魔力をエネルギーとして使う道具や。」

入間「まぁ、アハハ、、、」

入間くんは少し苦笑いをした。

キリヲ「このバトラでは、その名の通り、古今東西の魔具を研究したり、実際に自分らで作ったりしてるんやわ。」

A「じゃあ、その首輪も?」

キリヲ先輩は、首輪のある位置に手を持って行って、
「いやぁ、この首輪は違うんですわ。」
と言った。

キリヲ「せや!これはな、魔力を篭めると光る玉。」

キリヲ先輩はそれを机の上に置き、魔力を篭めた。

なんだか嫌な予感が、、、

キリヲ「えいっ!」

入間「おお!!」

キリヲ「グホァッ!?」

案の定。吐血した。

先輩はヨロヨロと倒れそうになるも、入間くんに、支えられた。

A「だ、大丈夫ですか!?」

キリヲ「大丈夫です、、、いつもの事やので、、、」

入間「えっ、い、いつも!?」

するとまたキリヲ先輩は何やら人形を持ってきた。

キリヲ「これは魔力を篭めると動く人形。」

キリヲ「よいっ!」

先輩がまた魔力を篭めると、人形は踊り始めた。

入間「お、おお!」

キリヲ「グハァッ!」

先輩はまたも吐血した。

デジャヴである。

キリヲ「げ、げん、かい、、、や、、、」チーン

キリヲ先輩を今度は僕が支える。

A「む、無理しないでください!」


そしてまた2人でパタパタとうちわを仰ぐ。

キリヲ「いやぁ、色々見てもらいたかったんやけどなぁ、、、何せ身体も弱いし、魔力も少ないし、、、」

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ヒナウィ(新新垢)(プロフ) - 寝子/猫さん» でかいっすね、、、おや?誰か来たようd((((殴 (10月11日 8時) (レス) id: 161afe1263 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - やっぱり、本物の方胸でか((殴 (10月10日 21時) (レス) @page47 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナウィ(新新垢)(プロフ) - 平日の投稿頻度下がります!! (9月26日 15時) (レス) id: 161afe1263 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナウィ(新新垢)(プロフ) - 奇跡 叶さん» ありがとうござい魔す!これも皆様のおかげです☺️ (9月18日 1時) (レス) id: 161afe1263 (このIDを非表示/違反報告)
奇跡 叶(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!! (9月18日 1時) (レス) @page1 id: c4c7f038f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒナウィ | 作成日時:2023年9月18日 1時

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