惚れ魔した！(名前)ちゃん！2！！【魔入間】 (ページ19)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:6,099 hit

57 ページ19

入間｢うわあっ！？｣

イルマは急に開いたのに対応しきれなくて倒れた。

入間｢痛た、、、、、、はっ！｣

目の前には、屈んだ姿勢でイルマを見ているキリヲがいた。

キリヲ｢やぁ。歓迎するで。入間くんと、Aさん。｣

A【、、、】

入間｢キリヲ先輩、、、？その格好、、、メガネは、、、？｣

キリヲ｢あぁ。祭りやし、気合い入れようかなと。｣

耳飾りをカチャカチャと触る。

癖、なんだな。

A【おい。学校中にはられたバリア。あれはお前のなんだろ？】

キリヲ｢せやねぇ。皆楽しんでくれてるようで良かったわぁ。｣

キリヲ｢そんなつもりなかったんに、サプライズイベントなんて言われて、予定してた以上に盛り上がったわぁ。｣

入間｢花火を持っていったのも、先輩なんですね。、、、！！｣

イルマは目を見開いた。

キリヲ｢、、、せやね。｣

目の前には、ガブ子サンがあり、その上にセットされたのはイルマが先程言っていたハナビ？だった。

入間｢ガブ子さん、、、じゃあ、その花火、どうするつもりですか、、、？｣

アイツは微笑んだままこちらを向いた。

キリヲ｢爆発させるんよ。学校をぶっ壊すために。｣

キリヲの言葉を聞いて、イルマは驚いていた。

キリヲ｢そのためのガブ子さんなんや。｣

入間｢なんで、なんでそんなことを！！｣

キリヲ｢ん〜、せやねぇ。入間くんには話したろ｣

すると、アイツは自分の魔術を使って俺をバリアの中に閉じ込めた。

A【何しやがる！！出せ！出せ！！！】

俺はバリアを割って外に出ようとした。

だが、

A【！！くっそ！どんだけ層があるんだ！これ！！】

そしてキリヲは恍惚な笑みをして、イルマを押し倒した。

A【アイツ、、、！元祖返りか！！しかもこんな綺麗に！！】

もしかしたら、アイツは悪魔をも喰らうかもしれない。

そうなれば、、、イルマは確実に死ぬ！！

A【イルマ！！イルマ！！逃げるんだ！！】

イルマは膝と手を床に着けて、俯いていた。

A【イルマアアアアアアアア！！】

俺は必死になって叫んだ。

そして、何層も何層も壊したバリアはついに全て割れ、外に出ることが出来た。

手は血だらけで、バリアの破片が刺さっていた。

A【大丈夫か！！イルマ！！】

恐らく、キリヲになにか言われたのだろう。イルマは絶望しているのか、俯いたままだった。

だが、

やっと顔を上げたイルマは

希望を持っていた。